◎トヨタ 海外子会社からの配当が増加

 このブログ「トヨタで生きる」では、この2日間、「外国子会社からの受取配当の益金不算入」の問題をアップしてきました。2重課税ではなく、法人税より安い配当への税金を利用して税を逃れている仕組みです。

 2つの表を見てください。トヨタの受取配当金が増加していること、しかも配当金の大部分は海外からであることがよくわかります。

19 経常利益中の受取配当金の増加

19 トヨタの配当の大部分は海外から



 この資料は、2015年5月16日に名古屋市で開かれたトヨタシンポジウムで、税財政問題研究者の垣内亮氏が「トヨタからみた日本の税制の問題点」として講演したなかで使ったパワーポイントです。

 上の表は、トヨタ単独の「経常利益中の受取配当金の増加」(単位・兆円)を示しています。リーマン・ショックで、2008年から4年間、営業赤字になっていますが、受取配当金は赤字額に匹敵するか、それ以上にもなっています。

 下の表は、「トヨタの配当の大部分は海外から」(単位・億円)とあるように、海外子会社からの配当が年々増加し、国内より圧倒的に多いことがわかります。

 これは、トヨタが海外生産比率を増加し続けているからです。トヨタとレクサスブランドの海外生産比率が5割を超えたのはリーマン・ショック前年の2007年度で、6割を超えたのは12年度です。

 直近の15年度は、全世界で生産した893万台のうち575万9000台が海外で生産しており、その比率は64・5%にもなっています。今やトヨタは、洪水的な輸出で稼ぐのではなく、海外で生産し、そこで売って稼ぐという多国籍企業になっています。
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決算・経営計画 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/09/28 18:46
コメント
No title
共産党「海外の現地法人の納税状況は徹底的に黙っとこ、配当金は利益から現地法人税を引いた残りの金額であることは絶対認めないようにしよ」


共産党の主張「企業は海外で100億儲けても配当金の課税10%だけで法人税は日本でも現地でもとられてない!」

現実「企業は海外で100億儲けたら現地で法人税30%なら30億払って配当金課税10%なら残り70億から7億の合計37億円税金払う」

いつまで大事なことを黙って隠してるのかな?
次は法人税が0%のテキサスに北米本社を移転したことでお茶でも濁す?
あれも「法人税の地方分が0%」なだけで「国税分の32%」はしっかり取られてるよ?
No title
>>トヨタ社員ら不正出金疑い ATM事件で3人逮捕
全国のコンビニの現金自動預払機(ATM)で18億円超が不正に引き出された事件で、埼玉、山口両県警の合同捜査班は28日、窃盗などの疑いで、愛知県豊田市大林町、トヨタ自動車社員松井遼一郎容疑者(22)ら3人を逮捕した。いずれも現金引き出し役とみられる。

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