◎核兵器問題 中国は平和・進歩勢力の側にない

 日本共産党が中国共産党に厳しく抗議した――マレーシのアクアラルンプールで開かれていたアジア政党国際会議(ICAPP)第9回総会(9月1~3日に開かれ、37カ国から与野党合わせて87党の代表が出席)でのことです。

 「クアラルンプール宣言」の採択をめぐって、日本共産党代表団(団長・志位和夫委員長)は、核兵器問題の項目に関して、中国共産党がとった態度について、志位和夫委員長は次のように語っています。

 「少なくとも核兵器問題については、中国はもはや平和・進歩勢力の側にあるとはいえないということです。核保有国の代弁者として『核兵器のない世界』を求める動きを妨害する。これが中国の立場です」

 「中国はもはや平和・進歩勢力の側にあるとはいえない」という厳しい批判をしています。何があったのか? 「核兵器禁止条約のすみやかな交渉開始を呼びかける」という、大多数の国連加盟国と市民社会が求めている核兵器廃絶をめぐる焦眉の課題が、中国によって削除されたからです。

 しかも、宣言案に入っていたのが、採択の直前になって、中国共産党代表団がこの部分の削除を強硬に求めたことから、同部分を削除した草案が配布され、採択されるという結果になったからです。

 日本共産党代表団は採択のさい、総会の民主的運営を乱暴に踏みにじる中国共産党のやり方で、宣言の内容が変更・後退させられたことを厳しく批判。宣言の部分的保留を表明する文書を議長団に提出しました。

アジアの地図


 なぜ、中国共産党はこんな態度をとったのか? 志位委員長は次のように指摘します。

 「中国はある時期まで、核兵器禁止条約の国際交渉を主張してきました。ところがこの数年、変化が起きています。とくに際立ったのは、昨年秋の国連総会で、核兵器の禁止・廃絶に関する法的措置を議論する作業部会(OEWG)を設置する決議案が採択されたときのことです」

 「このとき核保有五大国―P5(米国、ロシア、英国、フランス、中国)は頑強に反対する態度をとりました。国際社会の圧倒的多数で核兵器禁止条約に向けて動きだしているときに、それに逆らう動きに中国は加わった。今回の中国のふるまいの根底には、こうした中国の深刻な変質があります」

40 核実験


 アジア政党会議での中国共産党の問題について、志位委員長は詳細に語っており、次のアドレスで読むことができます。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-09-08/2016090801_01_0.html

             ◇

 この記事は、7月18日にアップする予定でしたが、都合により15日にアップしました。
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戦争と平和 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/09/15 19:29
コメント
No title
共産党「核兵器禁止条約にバンバン核開発を進めている北朝鮮が賛成していたりと条約が意味の無い死文であるとの批判が頻出していたり北朝鮮が最近も核実験を堂々とやってる事は黙っとこ」
もう最近の内容…トヨタ関係ねぇ~

共産党で生きる…に替えろ
No title
「北朝鮮が最近も核実験を堂々とやってる事は黙っとこ」どころか、日本共産党がもっとも厳しく批判していることは、「黙っとこ」。

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