◎東京・豊洲新市場 盛り土せずの大問題

 築地市場に代わるものとして東京都が江東区に完成させた豊洲新市場は、土壌汚染対策として盛り土をするはずだったのが、していなかったことが連日、新聞、テレビ、ネットで報道されています。

 これは、日本共産党都議団(17人)が8月25日に、都の資料から、施設の地下が盛り土されず、空間になっていることを、最初につかんだことがきっかけになりました。

 都議団は、9月7日には水産卸売市場棟の地下を調査し、空洞になり水がたまっている状況を確認しました。また、食品を扱うすべての建物下で盛り土がされていないことを12日の記者会見で明らかにしました。

 14日には、青果棟を調査。大量の水が溜まっており、深いところでは水深20cmほどにもなっていました。水質はph12~14の強いアルカリ性を示しました。なんらかの化学物質の影響があると見られています。

 豊洲新市場は、東京ガスの工場跡地で、高濃度の発がん性物質ベンゼンやシアン化合物などで汚染されてきました。水産物や野菜、果物など安全が第一の市場で、次々と事実が明らかになっています。

nhk 豊洲新市場
(豊洲新市場=9月15日のNHKニュース)

 日本共産党都議団は、移転の中止もふくめた「豊洲新市場整備をめぐる重大な問題点と徹底検証のための提言」を12日に発表。小池百合子都知事に申し入れています。

 新聞、テレビは、都議団が調査し、撮影した写真や動画を次々とニュースで報道しました。2013年の都議選で、8議席から17議席へと倍増、野党第1党(民主党は15議席)になった力を発揮しています。

NHK 日本共産党
(日本共産党都議団が豊洲新市場の青果棟を調査。都議団が撮影し、大量の水が溜まっている動画をNHKが伝えました=9月15日)

 そもそも築地市場を豊洲へ移転させることを決定したのは、石原慎太郎元知事(任期は1999年4月~12年10月)です。2001年に、日本共産党都議団などの反対を押し切って強引に決定しました。

 その元石原知事、13日のBSフジの「プライムニュース」に出演。盛り土をしていなかったことについて、次のように語りました。

 「だまされたんですね。やっぱりね、言葉は悪いかもしれないけど、めくら判を押されたと言うかな、つんぼ桟敷に置かれたって言うかね。結局ね、してない仕事をしたことにして予算出したわけですから、その金どこ行ったんですかね」

 都政の最高責任者が、都の幹部に「だまされた」では済む話はないはずです。「サンデ―毎日」(04年1月25日号)は、石原氏の「勤務実態」についても追及。入手した公文書によれば、石原氏の“出勤”は週平均でわずか3日程度だったといいます。

 これで都知事の仕事が務まっていたのでしょうか? 豊洲新市場の問題では2つの有識者会議が設けられ、07~11年にかけて盛り土の提言などを出しています。石原元知事の責任は当然、問われるでしょう。

               ◇

 この記事は、9月16日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
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その他 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2016/09/15 12:25
コメント
No title
>14日には、青果棟を調査。大量の水が溜まっており、深いところでは水深20cmほどにもなっていました。水質はph12~14の強いアルカリ性を示しました。なんらかの化学物質の影響があると見られています。

共産党「コンクリートは強いアルカリ性でコンクリートに接する水はPH12,13当たり前な事は黙っとこ、都民や国民を騙して自民党系の歴代都知事を批判するのが最優先!」
No title
そう言えば安全性第一と言うけど築地の今の市場は除去工事をしたとはいえ発ガン性物質のアスベストが残ってるし生物を扱うのに空調もろくに無い現状なのを問題視する声は移転反対派からは聞いたことがありませんね。

安全性よりも反対して都政を批判する方が大事なのかな?
No title
石原元知事など歴代知事と正面から対決し、豊洲移転に反対してきた日本共産党の姿には「黙っとこ」

 なんでも日本共産党にケチ付け病のコメント者
No title
共産党「石原都知事批判のためならアスベストや耐震性などで危険な築地存続も認めて移転はとにかく反対!」

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