◎4代目プリウスの販売は?

 昨年12月に発売になった4代目プリウスを買った知人がいる。3代目に続いて発売前から予約するほどのプリウスファンだ。先日、電話がかかってきた。「新型プリウスの乗り心地はどう?」

 明るい声で、「いいですよ。(3代目とは)まったく違うクルマになったという感じですよ。ベンツのように全体が、かちっとしている。安全性もいい。高速道路では、自動ブレーキで勝手に止まってくれる」などとべたほめだ。

 燃費もカタログ値では最高40・8kmだが、25kmは走るという。街かどで、車高が低く、後ろが少しとんがった、よりスポーティになった4代目プリウスを見かけるようになった。

 今年1月から7月までの国内販売では、トップだ。1~6月までの販売台数は14万2562台で、2位のアクアの8万9409台を大きく上回る(自販連発表データ)。

4代目プリウス
(4代目プリウス)

 しかし、プリウスを生産しているトヨタ堤工場(豊田市)では、このところラインタクトが落ちている。残業も8月は、15~30分あったが9月は残業なしの予定という。期間従業員の募集も止まっている。

 販売が、ひところの勢いを失っているのだろうか? 2009年5月に発売になった3代目は、エコカー補助金がありプリウスに乗り換えたユーザーも多かった。ハイブリッドの車種も少なかったが、トヨタはプリウスの成功で一挙にハイブリッドの車種を増やしたことから、プリウス以外の選択肢も広がった。

 3代目を乗り換える必要は、まだない…さまざまな条件が複合的に重なっているように見える。もう1つの大きな要因は、景気が回復していないことだ。8月30日に総務省が発表した7月の家計調査では、2人以上の1世帯当たり消費支出は27万8067円で、前年同月比0・5%減だった。

 ボーナス商戦の月なのに、消費はさえなかった。自動車のような高額商品は、より影響が大きいだろう。円安と株高を煽った「アベノミクス」の失敗は、もはや明らかだ。

 消費の拡大は、簡単なことだ。賃金の引き上げや4割にも迫った非正規労働者の正社員化である。このことはだれもが認めることだ。政治がそれを実行するかにかかっている。

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職場は今 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/09/02 10:15
コメント
No title
賃金が引き上げられたら、我が家では
老後のための貯蓄と、子どもへの習い事を
更に増やすくらいかな?
現在4つ、まだまだやりたいことが色々と
あるみたいだしね。

一般的な消費には、回しませんよ。
自動運転の普及で自動車減少社会へ
http://bylines.news.yahoo.co.jp/satohitoshi/20160903-00061676/
自動車減少社会の到来か「自動車は保有するよりも呼ぶ時代へ」

今回の実験で、nuTonomyのCOOを務めるDoug Parker氏は「自動運転タクシーが普及したら、シンガポール国内を走っている自動車の数は現在の90万台から30万台まで減少し、道路の渋滞もなくなるだろうし、小さい自動車で小さな駐車場だけで済むようになる」とコメントしている。



賃金を上げても車が増えるどころか減る社会まであと少し。

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