◎リオから東京へ オリンピックは

 南米初のブラジルでのリオデジャネイロ・オリンピックが8月22日、閉会しました。人間の限界にいどむ選手たちの力と力、技と技のぶつかり合い、そして逆転、また逆転。人間ドラマがからみあい、何度も目頭が熱くなりました。

 世界205カ国・地域と今回初めて「難民選手団」が参加。世界の広さと多様性をテレビや新聞、スマホなどを通じて実感しました。スポーツの持つ可能性を改めて知りました。

 日本は、過去最高の41個のメダルに輝きました。何といっても体操の内村航平選手の鉄棒の演技は圧巻でした。自由自在に回転し、舞い、飛び、ピタリと着地。人間とは思えない演技に、ただただ見惚れるだけでした。

 100mのジャマイカのボルト。スタートで遅れをとっても、ぐんぐん加速し、ほかの選手を寄せ付けずに、3大会連続の金。そして、得意の天に向かって弓を射るボルトポーズ! 絵になります。

ボルト
(ボルト選手)

 次々とメダルを獲得し、復活した日本柔道。逆転に次ぐ逆転でメダルに輝いた女子レスリング、思いもよらなかった男子400mリレーでの銀メダル、バドミントンの女子ダブルスで初めての金、男子テニスで96年ぶりの喜びにわいた錦織の銅メダル…。

 気になるのは、日本人選手の動向に偏った報道です。最終日の男子マラソンは、五輪の花形競技ですが16位に終わった日本選手ばかり。ケニアのエリウド・キプチョゲが2時間8分44秒で、トップだったことは一言で終わりです。もう少し丁寧に伝えて欲しかったと思いました。

 大会前、国家ぐるみのドーピングの発覚で、ロシアは厳しい批判を受けました。それにもかかわらず、またドーピングでメダルはく奪者が出ました。そんななかでフェアプレイ精神に注目したのが「しんぶん赤旗」です。

 テコンド男子68k級準決勝で、韓国のイ・デフンとヨルダンのアハマド・アブガウシュの対戦。負けたイ・デフンは、アブガウシュの手を取り、高々と掲げて勝利をたたえ、観衆の大きな拍手を受けたというのです(21日付)。

 金メダルを逃し、表彰台でも銀メダルを手にしながらも泣き続けた選手の姿とは対照的でした。勝敗だけではなく、お互いの健闘をたたえあう精神もスポーツマンには必要ではないでしょうか。

福原愛
(福原愛選手)

 NHKが応援メッセージのランキングを発表していました。1位は、卓球女子団体で銅メダルを獲得した福原愛でした。主将として後輩といっしょにたたかい勝利しました。“泣き虫愛ちゃん”に、じんときた人がいかに多かったことか…。

 17日間のリオ五輪は、たくさんの感動を与えました。次は、4年後の真夏に開かれる東京オリンピック(7月24日~8月9日)です。北京やロンドン大会では、総額4兆円もの費用がかかったといいます。コンパクトで五輪施設も他に転用できる工夫などが必要でしよう。課題はたくさんあり、国民の声に耳を傾けて、これからスタートです。
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その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/08/22 13:28
コメント
No title
「フェアプレイ精神では機材ドーピングに反対し続けてメダルを取った卓球の水谷選手が居るけど中国批判になるし無関係な韓国の選手をヨイショしとこ、卓球は女子を出してお茶を濁そう。閉会式の安倍首相人気も出さないでおこ」

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