◎トヨタ 4~6月期決算 利益15%減 内部留保は過去最高

 トヨタ自動車は8月4日、今年4~6月の3カ月期決算を発表しました。販売台数は、217万2000台で、前年同期より5万8000台増やしましたが、営業利益は年始めからの円高のために、前年同期より15%減の6422億円となり、5年ぶりの減益となりました。

 一方、内部留保の大きな部分を占める利益剰余金は、16年3月期決算時点より2158億円増やし、17兆100億円と17兆円台の大台に乗せました。円高で営業利益は減益になったものの、確実に内部留保は増えています。

 4~6月期の為替レートは、1ドル=121円と想定していましたが、13円の円高の108円となり、儲けが目減りしました。ユーロなどでも円高がすすみ、為替変動による影響で営業利益は2350億円目減りしました。

 また、2017年3月期の為替レートを、1ドル=105円から102円に見直しました。業績見通しは、販売台数は1015万台(前期実績は1009万台)と当初見通しを据え置きましたが、営業利益は前期(2兆8539億円)より約44%減の1兆6千億円に引き下げました。

20 17年3月期見通し
(トヨタの17年3月期見通し。4~6月期決算のプレゼンテーション資料から)

 トヨタは、これまでも円高対策に着々と手を打っています。豊田章男社長が東日本大震災直前に発表した「グローバルビジョン」(2011年)では、為替を1ドル=85円に想定しています。

 同年8月19日に75円95銭の過去最高値を更新すると、1ドル80円でも競争力を確保するとして、生産体制の弾力化や原価改善活動をすすめてきました。

 安倍政権が誕生すると、円安と株高をすすめた「アベノミクス」のなかで、トヨタは円安の最大の恩恵を受け、16年3月期では1ドル=120円の円安で、過去最高の2兆8539億円の営業利益をあげたほどです。

 5年ぶりの減益とか、17年3月期では44%の減益といって大騒ぎする必要はないでしょう。営業利益が減益のなかでも内部留保は過去最高になっているからです。
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決算・経営計画 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/08/05 10:41
コメント
No title
また、値下げ要請だって!

http://potato.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1470360897/
No title
自動車ローンでお客様に車を購入して貰うと
ローン期間中の車はトヨタの資産(内部留保)
ローン返済残高はトヨタの借金(有利子負債)

販売台数が増えれば内部留保も有利子負債も増える

共産党は100万円の借金があっても手元に100万円あれば
「100万円あるからドンドン使っちゃお!」という考えです。

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