◎「トヨタ・テクニカル・レビュー」 プリウス特集

 市販されているトヨタ自動車の技術誌、『トヨタ・テクニカル・レビュー』(オーム社、1800円・税別)を読みました。4代目の「プリウス特集」をしているからです。

 4代目プリウスを見かけることが多くなりました。駐車場で、自分が乗っている3代目と並んだことがあります。ぱっと見で、スポーティになっている印象です。重心が低くなり、後部のランプ部分も鋭角になるなど、“おじさんのクルマ”から変身しようとしていることがよくわかります。

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 「テクニカル・レビュー」では、巻頭論文に、「プリウスが変わった! トヨタが変わった!」があります。

 豊田章男社長の唱える「もっといいクルマづくり」をもとに、TNGAとの融合で、かっこいいデザイン、低重心・新サスペンション・高剛性ボデーによる走りの楽しさ、静粛な空間、先進の安心・安全装備などにより、4代目プリウスは世界に発信していく役割を担っている、といいます。

 プリウスの最大のウリである燃費について、リッター当たり3代目の32・4kmから40・8kmへと突き抜けた燃費性能向上を実現したと指摘しています。

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 TNGAとは、トヨタの新たな経営戦略、「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」のことです。これまでの車種ごとの開発を改め、ユニットごとに開発して共通化し、原価低減などをめざすものです。4代目プリウスは、その最初のクルマとなります。

 「テクニカル・レビュー」には、「TNGAによるもっといいクルマづくり」の論文もあります。このなかで、初代クラウン以来、「CE(チーフエンジニア)制度」をもとにクルマの開発をめざしてきたが、グローバル化でプラットプラットホームは小分類で約100種類にも増えたといいます。

 また、エンジン種類数も、各国の排気規制の違いなどにより約800種類までに増大したことをあげています。そこでTNGAでは、クルマの心臓部のプラットホームとパワートレーンユニットを新たに開発。これらTNGA部品と呼ぶものを賢く共通化していると指摘しています。

 100ページを超えるプリウス特集は、カラー写真や図、グラフをたくさん使って、4代目プリウスに代表されるクルマの最新技術をわかりやすく伝えています。
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自動車技術 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/07/31 09:40
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