◎強権むきだし 沖縄・高江 ヘリパッド建設強行

 防衛省沖縄防衛局は7月22日午前6時、沖縄本島北部の東村高江に建設中の米軍ヘリ着陸帯(ヘリパッド)の建設工事を、約2年ぶりに再開しました。全国から動員された数百人の機動隊員が、反対する人々を強制的に排除しました。

 建設のための資材が搬入されたのは、参院選が終わった7月11日のことでした。安倍自公政権が突然、牙をむき反対運動を押しつぶそうというものでした。参院沖縄選挙区では、現職の島尻安伊子・沖縄北方担当大臣が、オール沖縄が推す伊波洋一候補に大差で負けた直後のことでした。

60 沖縄タイムスから
(反対運動の宣伝カーから機動隊に引きずり下ろされる人=7月22日、「沖縄タイムス」から)

 機動隊員の暴力的な排除をテレビで見ながら、昨年8月に現地を訪れた時のことを思い起こしました。その時のことは、このブログ「トヨタで生きる」に書きました(2016年8月31日アップ)。以下は、その採録です。

……
 沖縄県東村高江。ここに、安倍政権は米軍のヘリコプターの着陸帯、「ヘリパッド」を新たに建設しているのだ。返還される代わりに新たに4カ所6個のヘリパッドをつくろうとしている。

 防衛省沖縄防衛局は、2007年7月に工事を強行。14年3月には、集落からもっとも近いN4地区のヘリパッドを完成させた。今年1月、安倍政権は先行供与の閣議決定をしたため、オスプレイの本格的訓練が始まった。

 「ヘリパッドいらない住民の会」やこれを支援する人々は、ゲート前にテントを張り、昼も夜も24時間体制で抗議と監視体制を続けている。6月28日には、「高江座り込み8周年報告会」が開かれた。その粘り強さは驚きだ。

 座り込みをしていた「高江ヘリパッド反対現地行動連絡会」の共同代表の仲村渠(なかんだかり)政彦さんに話を聞いた。テントからは見えないがオスプレイなどが飛び回っていると語る。米軍のヘリには、機体の一部に劣化ウランや放射線を出すストロンチウム90を使っているという。

沖縄・高江 座り込み 201508
(高江に座り込む人々=2015年8月)

 米軍は、イラク戦争などで劣化ウラン弾を使ってきた。そのために異常児が生まれている。北部訓練場など北部には沖縄本島の60%をまかなう水がめ、ダムがあちこちにある。そのダムで米軍は訓練し、ヘリが墜落する事故も起きている。

 決して沖縄北部だけの問題ではなく、沖縄全体の命にかかわる問題だと仲村渠さんは語る。「夜も2~3人で、交代で泊まりこんでいます。寝袋で寝たり、自動車で寝たりしています。へびもムカデもでますよ」と笑う。学者タイプの冷静な人だ。
……

 安倍政権は、さらにこの日、名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、辺野古埋め立て承認取り消しに対する国側の「是正指示」に翁長雄志知事が従わないのは違法だとして、県を相手取って違法確認訴訟を福岡高裁那覇支部に起こしました(第1回口頭弁論は8月5日)。

 強権に次ぐ強権に、翁長知事は、「沖縄の米軍基地問題についての国の強硬な態度は異常だ。多くの選挙を通じて民意が示されたのに、全く聞く耳を持たずに新基地建設を進めることは民主主義国家のあるべき姿からほど遠いものだ」と厳しく批判しました。

 参院選沖縄選挙区で自民党が敗れてために衆参6議席は、すべて翁長知事らオール沖縄が占めました。これを民意といわなくて、何を民意というのでしょうか。それを強権的に上から押しつぶそうとする安倍政権。沖縄県民と連帯してたたかおう!

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沖縄 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2016/07/26 05:37
コメント
民意って何?

安部政権与党も民意でないの?

米軍基地新設は沖縄の民意
沖縄の議会は県知事を含め米軍基地の既存基地の拡張には反対していますが、新設の浦添軍港の整備事業などは翁長知事の支持母体の建設会社の利益になるため反対無し。
このblogのように共産党系のサイトでも不思議なほどに取り上げられず工事も絶賛進行中です。

珊瑚礁の破壊も那覇空港で盛大にやっていますが辺野古と違って反対運動も皆無。

沖縄の民意って凄いですね。
No title
同じコメントを再三、寄せていただいていますが、沖縄の最大の焦点は辺野古に新基地を作らせないことです。問題を広げると、結局、安倍政権の新基地建設を容認することにつながりかねません。
No title
つまり共産党は「基地新設反対はしません」「安倍政権批判のために基地増設に反対」「環境や安全性は関係無い」という事を認める訳なんですね。

このblogは沖縄での共産党公認候補による公職選挙法違反も堂々と認めたりと色々と正直な所が良いですね。

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