◎豊田で読まれた? 万葉歌

 このブログで、豊田市の南部、矢作川右岸の渡刈町に「持統天皇鳥狩記念の塚」が建っていることを紹介しました(7月21日アップ)。渡刈町の案内板には、また、『万葉集』の巻11の2638番歌が紹介されています。

 梓弓 末の原野に 鷹狩する 君が弓弦の 絶えむと思へや
 (原文は、梓弓 末之腹野 鷹田為 君之弓食之 将絶跡念甕屋)

 現代語訳では、「梓弓の末、スエの野原で鷹狩をするあなたの弓弦のように、仲が絶えるなどとどうして思いましょうか」(講談社文庫 中西進『万葉集』全訳注原文付)となるといいます。

 この歌を彫り込んだ万葉歌碑が、渡刈町の糟目春日神社にあります。伊勢湾岸道路豊田東ICのすぐ西です。

12 豊田市 渡刈町
(豊田市渡刈町)

 歌に「末の原野」とありますが、愛知環状線にも三河豊田駅の1つ南側寄りに「末野原駅」があり、地名にも「末野ケ原」というのが残っています。この歌が渡刈町周辺で読まれたことを証明するものとなっています。

 ところが、中西氏の注では、「各地に陶(すえ)野なる地名がある」とのべており、豊田市渡刈町周辺と確定してはいない、としています。この歌がどこで読まれたかは、今後の学問の成果を見守るしかないでしょう。

 ところで、愛知県には万葉歌碑が糟目春日神社をふくめ105カ所もあることがネットでわかりました。
http://achikochitazusaete.web.fc2.com/manyoukahi/aichi/kahi23.html

 このなかには、JR三河安城駅前の舗道にもあるというのです。三河安城駅は、しばしば通う駅ですが気づきませんでした。今度、三河安城駅に行ったら、必ず見つけます。愛知県下の万葉歌碑巡りも楽しいかもしれません。
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トヨタの街から | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/07/25 13:05
コメント
No title
共産党が応援してた都知事候補が淫行やらなんやらで
表立って応援できなくなってからは話題逸らしに大変ですね。

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