◎七夕と天の川

 子どもたちは夏休みになりました。名古屋市・伏見にある名古屋市科学館のプラネタリウム(350席)を訪ねました。子どもたちがたくさん来ていました。実は、このブログで今年2月にも、同プラネタリウムを紹介しました。世界最大の35メートルドームに魅せられ、はまりました。学芸員による生解説は素晴らしく感じました。テーマは毎月変わり、7月は「七夕と天の川」でした。
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-2064.html

 七夕と言えば、中国の伝説で、織女(ペガ)と牽牛(彦星、アルタイル)との1年に1回の出会いです。学芸員は、星が密集し、雲のように見える天の川を投影しながら、七夕伝説をやさしく話してくれます。

 七夕の7月7日に、プラネタリウムがある伏見が晴れたのは、55年間で12回しかなかったと学芸員。これは、明治5年(1872年)に旧暦から新暦になって、梅雨の季節が七夕になったからだといいます。

 旧暦で七夕祭りをしているのが仙台市(8月6~8日)など、全国各地にあるといいます。仙台の七夕祭りが、なぜ8月なのかがわかりました。

プラネタリウム
(名古屋市科学館のプラネタリウム)

 学芸員は、天の川には明るいところと、そうでないところと、ムラがありますがなぜでしょう? と問いかけます。それは、私たちの地球をふくむ「太陽系が“天の川銀河”の端にいるからです」と語ります。

 渦巻銀河である天の川銀河の中から、私たちは天の川を見ているから、星が重なり合っているところは明るく、そうでないところは暗く見えるのです。AKB48は、選抜総選挙でセンターを決めます。私たちの地球は、天の川銀河のセンターから遠く離れていることに、少しショックを受けました。

名古屋科学館
(名古屋市科学館の常設展示では宇宙のことを学べます)

 中国の伝説からきた七夕の話と天の川銀河の科学的な話を織り交ぜながら、学芸員は約50分の話を終えました。よかった、よかった。拍手、拍手。帰りにミュージアムショップで、『星空の演出家たち』(中日新聞社)を買いました。

 プラネタリウムの学芸員たちが、50分間の生解説に心血をそそいでいる様子が描かれていました。

 「(ドームの)暗闇のなかでも、解説台からは見学者の反応が見てとれる。相手の声は聞こえなくとも、空気の変化や小さなうなずきで、話がどう受け取られているのかわかるのだ」

 手ごたえがあった日、反対に失敗した日…学芸員たちの生解説の出来、不出来が語られた本は、読み応えがありました。この夏休み、子どもたちと名古屋市科学館に足を運ぶことをおすすめします。
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その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/07/24 14:18
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