◎トヨタ 研究開発費 3年連続1兆円超

 トヨタ自動車は、16年度(17年3月期)に、1兆800億円という巨額の研究開発費を投じます。1兆円超えは14年度から3年連続になります。

 トヨタは、エコカーの本命を電気自動車ではなく燃料電池車(FCV)と位置づけています。このため水素技術や自動運転技術、それに不可欠な人工知能(AI)技術、IOT(Internet of Things、物がネットに繋がる)技術、ロボット技術などに投資します。

 自動車メーカーが巨額の研究開発費を投じるのはなぜか? 自動車の世界販売が“1000万台クラブ”と言われるように、トヨタや独VW、米GMと三菱自動車を傘下にしたルノー・日産グループの4社の激しい競争の行方を、次世代車の研究開発費が左右するからです。

30トヨタ 研究開発
(トヨタの研究開発費の推移=2016年3月期の決算プレゼンから)

 日経新聞(7月18日付)は、トヨタをはじめ、自動車7社の研究開発費をまとめています。トヨタがダントツの1兆円超ですが、ホンダが6900億円、日産が5600億円です。

 続いてスズキが1400億円、マツダが1250億円、富士重工が1200億円、三菱自動車が970億円です。7社の合計は2兆8120億円で過去最高です。リーマンショック後の09年度より1兆円近く増えるとしています。

 7社の研究開発費は、日本の製造業全体の4分の1を占めるという莫大なものです。

 一方で、大規模メーカーと小規模メーカーの研究開発費への投資額は差が広がりつつあります。莫大な費用の捻出について小規模メーカーが自社でなく外部に求めることについて、日産のカルロス・ゴーン社長が、自動車メーカーの「合従連衡のトレンドが強まっていく」とのべていることを紹介しています。

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 この記事は、7月20日にアップの予定でしたが、都合により前日にアップしました。
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決算・経営計画 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/07/19 21:15
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共産党は研究開発減税を大幅に削減して日本国内からの研究開発投資の減少と
日本企業の研究開発競争力の低下を狙ってるんでしたっけ?

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