◎エスティマは、じいじ、ばあばの夢を乗せて?

 トヨタのミニバン、3代目エスティマ(7、8人乗り)が6月、マイナーチェンジした。初代エスティマは、1990年に発売された。3代目は2006年の発売から数えて10年半にもなるという。

 それでいてマイナーチェンジだ。箱型のミニバンが全盛の折り、卵型のミニバンは希少価値になった。一時、もうつくられないのではないかともいわれたが、マイナーチェンジでしぶとく生き残っている。

 フロントマスクは、最近のトヨタ車の特徴である、大きなグリルである。確かに、全体は卵型を継承し、うたい文句のように、流れるように美しい。こんなミニバンを運転してみたいと思わせる。

エスティマ1


 ガソリン車で、リッター当たり11・4㌔m走って340万円、ハイブリッド車で、リッター当たり18・0㌔m走って439万円である。高い車だ。3列目を床下格納すれば、2列目は足を長く伸ばせるという贅沢な車だ。

 親戚に、2代目エスティマを乗っている人がいる。60代中ごろで、60歳で定年退職した。彼の1人娘が結婚し、夫は名古屋から東京へ転勤になった。彼や彼の妻を、じいじ、ばあばと呼んでいた3人の孫たちも小学生になった。

 彼の楽しみは、夏休みに入ると高速道路を走って、東京から孫たちを連れてくることだ。企業で働く娘婿は、お盆の時にしか休めない。彼には母がおり、総勢8人にもなる。お盆休みの際に出かけるのは、8人乗りのエスティマが最適だという。

 夏休み近くになると、彼は孫の成長を楽しそうに語る。今は、スマホで孫の顔を見ながら電話ができる時代になった。それでも、実際の顔を突き合わせるのとは大違いだという。

 歴代エスティマを運転していた人々も高齢化した。じいじ、ばあばの夢を乗せて走る時代になったのか? エスティマの1側面が時代を語っている。

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トヨタ車 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/07/17 16:40
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