◎関電・高浜原発 運転再び認めず 大津地裁

 関西電力・高浜原子力発電所の3、4号機(福井県高浜町)の運転を、大津地裁(山本善彦裁判長)は7月12日、再び認めない決定をしました。

 住民が運転差し止めを訴えていた仮処分申請で、同地裁は3月に運転を認めない決定をしましたが、これに対する関電の異議を、この日退けたのです。

 唯一稼働している九州電力・川内原発(鹿児島県薩摩川内市)についても、同県の知事選(7月10日投票)で争点になり、元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)が初当選しました。

 同氏は、熊本地震の教訓から川内原発の一時停止・点検を訴えてきました。大津地裁の決定と合わせ、原発再稼働をすすめる安倍政権に待ったをかける大きな動きが続いています。

関電前行動
(大津地裁の3月の「高浜原発差し止め」を伝えた新聞を掲げる人=今年4月1日の関電東海支社前での原発ゼロの行動から)

 大津地裁で住民側は、震度7の揺れが続いた熊本地震のような事態を関電は想定していないことなどをあげ、安全性は不十分と主張しました。関電側は、国の新規制基準に合格しているなどとして運転を求めました。

 3月の大津地裁決定は、福島第1原発事故の原因は明らかになっていないこと、国の新規制基準に合格しただけでは安全といえないこと、高浜3、4号機の関電の過酷事故対策も「危惧すべき点や疑問が残るのに、関電は説明を尽くしていない」として住民の運転差し止めを認めました。

 関電は、稼働中だった3号機の運転を停止しています。関電は、大阪高裁に抗告するとみられていますが、大津地裁の決定が覆なければ運転はできません。

 東京・官邸前で、2012年3月29日に始まった毎週金曜日の原発ゼロの行動は、先月の6月17日で200回目を迎えました。名古屋市東区の関電東海支社前でも毎週金曜日行動が続き、豊田市でも月2回行われています。

 草の根からの運動が、裁判での闘いをささえ、大きな影響を与えてきたといえるでしょう。安倍政権の再稼働を許さないためにも、粘り強く頑張るぞ!
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原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/07/13 17:04
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