◎年収300万円の壁

 トヨタ自動車では、数千人の期間従業員が働いています。日給は9650円~1万450円で、雇用期間は最大2年11カ月の非正規労働者です。

 トヨタの期間従業員募集広告では、1年目の月収例として、27万2780円~29万5390円としています。これは、連続2交代制で、深夜手当と交代制による時間帯手当、20時間の残業代を含めてです。

18 期間従業員 募集 2016年5月
(無料求人誌「TOWNWORK」=5月23日発行=のトヨタ自動車の期間従業員募集広告)

 もし残業がないと、3万3000円~3万5000円も減ります。最も少ない例で年収を計算すると、約24万×12カ月で約288万円。これに満了慰労金・報奨金を加えます。6カ月満了で約39万円、12カ月満了で約49万円をプラスして約376万円です。

 朝日新聞(6月15日付夕刊)に、「『恋人なし』は自己責任?」といユニークな記事がありました。早稲田大学の森川友義教授が、「政治が恋愛をつくっている?」というのです。

 内閣府がまとめた「結婚・家族形成に関する調査」から20代男性の部分を抜き出してつくったのが表で、「年収300万円の壁」(森川教授)があるというのです。

50 恋人 300万円の壁 (3)
(朝日新聞、6月15日付夕刊から)

 300万円未満は、女性との「交際経験なし」は35・5%にものぼり、「恋人なし」と合わせると6割を超えます。年収が増えるごとに、この割合がほぼ減っていき、600万円以上になると「交際経験なし」は5%以下、「恋人なし」と合わせても3割ほどです。

 つまり、稼げないと恋人もつくれないというのです。記事では、1980年代に労働者派遣法が成立してから、非正規労働者の割合が増加し、昨年は男性の15~24歳で25・3%、25~34歳で16・6%になったと指摘しています。派遣法は、自民党政府がつくったものです。

 日本共産党は、「雇用のルールを強化し、非正規から正規への流れをつくります」と次のような政策をかかげています。

 ▽労働者派遣法を抜本改正し、派遣労働は臨時的・一時的業務に限定して、正社員の派遣労働への置き換えをなくします。

 ▽同一労働同一賃金、均等待遇を、労働基準法、男女雇用機会均等法、パート労働法、労働者派遣法に明記するなど、非正規への不当な差別・格差をなくします。
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期間従業員 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/07/10 09:08
コメント
No title
>派遣法は、自民党政府がつくったものです。

そして今回の選挙で組んだ民進党が政権を取ってた時も廃止しませんでした。つまり共産党は派遣法を改正しないことも妥協するということですね。
差別格差が正当です

お前らの、お手本中国や北朝鮮が皆さま平等か?


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