◎安保法案 自民公約の“271番目”

 安倍政権と自民党は、これまでの国政選挙で、“アベノミクス”など経済を選挙の争点にしながら、選挙が終わると秘密保護法や戦争法(安保法制)など戦争をする国づくりへの政治を強行してきました。

 過去2回の国政選挙の参院選(13年7月)、衆院選(14年12月)で使ってきた手法です。14年の衆院選では、安保法制は実に公約の271番目にしかありませんでした。

 「271番目」というのは、昨年の参院での安保法制の審議のさなかの8月24日に東京新聞が掲載したものです。あらためて安倍政権の姑息な手法に目を付けておかねばならないでしょう。

80 安保法案 公約271番目
(東京新聞、2015年8月24日付から)

 東京新聞は、次のように指摘していました。

 「安倍晋三首相が『法整備を選挙で明確に公約として掲げ、国民から支持を頂いた』と繰り返している。法案内容に国民の反対が根強いことへの反論の一環だ。しかし、昨年衆院選の自民党公約では、安保法案の説明はごくわずかしかない。解散時は経済政策を前面に押し出し、安保法案は公約の全296項目の中で、271番目の一項目にすぎない」

 このブログ「トヨタで生きる」(6月9日アップ)では、「自民党の参院政策の『政策BANK』には、11ページの詳細な政策がありますが憲法については、『各党との連携を図り、合わせて国民の合意形成に努め、憲法改正を目指します』などと最後に10行ふれているだけです」と指摘してきました。

 安倍首相は、全国各地の街頭などで破たんした“アベノミクス”をつくろう演説をしていますが、憲法についてはまったくふれていません。7月3日の千葉市での演説(18分30秒)では、経済政策32%、地方創成15%、一億総活躍社会17%、民主・共産批判19%などで、憲法についてはまったく国民に語っていません(朝日新聞4日付)。

 「私の在任中に(憲法改正を)成し遂げたい」(3月2日の参院予算委員会)などとのべたことなど忘れたかのようです。自民党は改憲草案で、憲法9条2項の全面削除や「国防軍」の明記などを盛り込んでいます。安倍首相が憲法9条の改悪に最大の執念を持っていることは、周知の事実です。

 参院選では黙して語らずで、公約でも目立たない位置にそっと忍ばせておきながら、選挙が終わると国政の最大の問題かのように持ち出す手法は、絶対に許さないようにしましょう。
スポンサーサイト
2016参院選 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/07/06 06:55
コメント
No title
共産党「(うちも党綱領では自衛隊廃止を謳ってるけど黙っとこ…)」
No title
共産党「(党綱領で天皇制廃止とかで将来的な憲法改正を考えてるのは黙っとこ…)」

管理者のみに表示