◎安倍政権の陰に改憲団体「日本会議」

 「週刊朝日」(6月24日号)が、「参院選後の改憲目指す 日本の右傾化を進める“陰の組織” 日本会議と安倍首相」との特集を組んでいます。「日本会議」については、これまで「しんぶん赤旗」がしばしば取り上げてきました。

 「週刊朝日」は、5月末の伊勢志摩サミットで、日本のメディアがほとんど取り上げなかった安倍首相の案内による伊勢神宮訪問問題について、海外メディアが取り上げたと報じています。

……
 「安倍政権が進める神道復権の中心にある伊勢神宮の役割を考えると、G7首脳の訪問は太古の森と清流を気楽に散策する以上の意味を持つ」(英国ガーディアン)

 「伊勢神宮訪問はいくつかの批判も呼んでいる。神道は日本の神話と歴史を国家主義と不可分に結びついた宗教に一体化させており、世界のリーダーが訪問するには不適切」(AFP通信)
……

 その上で安倍首相は、「日本会議国会議員懇談会」の特別顧問であり、G7首脳を迎えた伊勢神宮の高司尚武大宮司は、「日本会議」顧問だと指摘します。では、「日本会議」とは?

週刊朝日 日本会議
(「週刊朝日」6月24日号の特集)

 同会議のホームページによると、2つの団体を1997年に統合して結成したもので、元号法制化の実現、皇室奉祝運動、伝統に基づく国家理念を提唱した新憲法の提唱などを展開してきた、といいます。

 実際、同会議は、戦前の侵略戦争を「アジア解放」の「正義の戦争」と美化する靖国神社への「20万人参拝運動」を展開したり、憲法9条への攻撃と改憲を主張する右翼団体なのです。

 第3次安倍内閣には、20人中13人が「日本会議国会議員懇談会」に所属するなど、文字通り安倍内閣の陰の組織の役割を担っています。

 「週刊朝日」は、自民党が14年に発表した憲法改正草案には、「日本会議」が主張する価値観が随所に織り込まれていること、自民党の選挙を支援していることなどをあげ、参院選挙後には自民党議員と一体となって改憲をめざすといいます。

 ネットでは、「日本会議国会議員懇談会」のメンバーと多くが重なりあう「創世日本」の東京研修会(2012年5月10日)の動画が出回っています。安倍首相も参加した研修会には、第1次安倍内閣の法務大臣を務めた長勢甚遠氏がこう語っています。

 「私は(自民党の)憲法草案、正直いって不満なんです。一番最初にどういっているか。国民主権、基本的人権、平和主義、これは堅持するといっている。国民主権、基本的人権、平和主義をなくさなければ本当の自主憲法とはいえない」

 人類永遠の普遍原理の国民主権、基本的人権、平和主義をなくせ、と主張しているのです。自民党、おそるべしです。

 「生長の家」は、元信者らがこうした運動にかかわっているとし、参院選前の6月9日、「与党とその候補者を支持しない」との声明を発表しました。次のようにのべています。

 「安倍政権は民主政治の根幹をなす立憲主義を軽視し、福島第一原発事故の惨禍を省みずに原発再稼働を強行し、海外に向かっては緊張を高め、原発の技術輸出に注力するなど、私たちの信仰や信念と相容れない政策や政治運営を行ってきたからです」

 参院選の序盤を迎えたなか、新聞各紙は6月24日、世論調査を発表しました。自民党、公明党、おおさか維新の会など「改憲4党3分の2をうかがう」(朝日新聞)などの見出しが躍っています。9条の改憲を許さないために、こうした政党にノーを突きつけようではありませんか。
スポンサーサイト
2016参院選 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/06/24 18:28
コメント
No title
共産党は石川県でかつて2009年に赤旗紙上でカルト教団と名指しで批判していた親鸞会に対して今度の選挙では親鸞会から出てきた候補者を応援
それを指摘した有志からの取材はシャットアウトしTwitterではユーザーをブロックして発言を封印。


http://dailycult.blogspot.jp/2016/05/blog-post_27.html?m=1
参院選石川選挙区の野党統一候補・柴田未来氏が所属するカルト宗教団体「浄土真宗親鸞会」について、共産党機関紙「しんぶん『赤旗』」が過去に「カルト」と報じていたことがわかりました。共産党は柴田氏推薦を決めた際、親鸞会について「反社会的団体ではない」と語り、5月25日には志位和夫委員長が直々に金沢で「柴田未来さんを必ず勝たせていただきたい」などと有権者を煽っています。本紙が共産党に見解を求めたところ、逆ギレされました。

■元信者が証言「柴田氏も偽装勧誘に関わっていた」

柴田未来氏は、神戸大学在学中に親鸞会に入信。弁護士になってから少なくとも数年前までは教団の幹部組織「特専部」に所属し、現在も現役信者です。

柴田氏の大学時代を知る元信者は本紙の取材に対して、こう証言しています。

「柴田さんが所属していた神戸大学の親鸞会サークルは、毎年のように団体名を変えて活動していました。その名称全ては覚えていませんが、ある年に『古典に学ぶ会』と名乗っていたことは覚えています。学友部の集会では、こうしたダミーサークルによる勧誘活動の状況なども報告しあっていました。そういう団体ですから、柴田さん自身も当然、偽装勧誘に関わっていました」

■赤旗は親鸞会を「カルト」と報道

一方、共産党の機関紙『赤旗』は、2009年01月14日号で〈増える大学「カルト」被害/上/偽装サークルで勧誘〉と題する記事を掲載しています。霊感商法対策弁護士連絡会(弁連)の全国集会の内容を伝える形で、統一教会や摂理といったカルト団体の問題を紹介。さらに、こう書いています。

【しんぶん赤旗 2009年01月14日】増える大学「カルト」被害/上/偽装サークルで勧誘
このような「正体隠し」の勧誘がカルト共通の手口。弁連の大阪集会で報告した大阪大学の大和谷厚教授によると、同大学にも「大学新聞会」や「ボランティア」サークル(統一協会)、「ゴスペル」など文化・スポーツサークル(摂理)、「古典を哲学する会」(親鸞会)など多数の偽装サークルがありました。しかも、次々と名前を変えて活動します。
No title

管理者のみに表示