◎せこい! 安倍首相の争点隠し

 自民党の参院選挙政策がホームページに掲載されています。冒頭に出てくる写真は、広島の原爆記念碑の前でオバマ米大統領と安倍首相が握手している姿です。G7で来日したオバマ氏との2ショットを最大限に利用しています。

 しかし、オバマ氏は演説で核廃絶の具体的提案をまったくせず、被爆国・日本の国民を失望させました。この参院選政策で安倍首相が「アベノミクスのエンジンを最大限にふかす」とのべているように、アベノミクスのオンパレードです。

 「1億総活躍社会」とか、「GDP600兆円の実現をめざす」などと耳触りのいいことを並べ立てています。そもそもアベノミクスは、日本銀行に「異次元の金融緩和」などを実行させ、大企業と富裕層には円安と株高で空前の利益と富を集中させました。

 国民と労働者には、格差と貧困を拡大させただけです。GDP(国内総生産)の6割を占める消費は低迷しつづけ、労働者の実質賃金指数は100を下回ったままです。

自民2016参院政策
(憲法問題はわずか10行=自民党の参院政策から)

 実際、読売新聞のアベノミクスの全国世論調査(郵送方式)では、「この3年余りの経済政策を『評価しない』は57%で、『評価する』の42%を上回った。評価しない理由(複数回答)のトップは「収入が増えない」の60%で、評価する理由(同)は『大企業を中心に業績が改善した』の44%がトップだった」(2月26日付)といいます。

 安倍首相や自民党は、アベノミクスを参院選の争点であるかのように描いていますが、秘密保護法や戦争法(安保法制)に続いてねらっているのが、戦争放棄の憲法9条を変え、日本を戦争ができる国へと変えることです。

 これまでも安倍首相は、「わが党はすでに9条の改正案を示している」(2015年2月3日の衆院予算委員会)などとくり返しのべているように、「国防軍を保持する」とうたった自民党の憲法改正草案に沿って9条の明文改憲をねらっています。

シールズ東海 1
(6月4日にシールズ東海が名古屋市で行った「参院選挙に行きたくなる集会デモ」)

シールズ東海 2


 自民党の参院政策の「政策BANK」には、11ページの詳細な政策がありますが憲法については、「各党との連携を図り、合わせて国民の合意形成に努め、憲法改正を目指します」などと最後に10行ふれているだけです。

 このアベノミクスなど経済を選挙の争点にしながら、選挙が終わると秘密保護法や戦争法(安保法制)など戦争をする国づくりへの政治課題を強行する手法は、過去2回の国政選挙の参院選(13年7月)、衆院選(14年12月)で使ってきた手法です。

 “争点隠し”のこんなせこいやり方に、国民は3度もだまされないでしょう。参院選では、自民党、公明党とその補完勢力のおおさか維新の会などを少数に追い込み、野党共闘をすすめる野党を勝利させようじゃありませんか。
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2016参院選 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/06/09 10:45
コメント
No title
与党時代は消費増税や安保法制の下地を作って、野党になったら自分の案に反対してる民主党こと民進党と組んでる時点で野党はせこいどころか論外なんじゃないんすかね?

野党共闘なんて争点棚上げでの野合なんだし、民進党のブーメラン癖が移ったんじゃない?
No title
民進党HPより

2.立憲主義の確立

幅広い国民参加により、真の立憲主義を確立する。
日本国憲法の掲げる『国民主権、基本的人権の尊重、平和主義』の基本精神を具現化するため、地方自治など時代の変化に対応した必要な条文の改正を目指す。
トヨタ関係ねェ~

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