◎ヒロシマに“核のフットボール”?

 世界を駆け巡ったオバマ米大統領の広島訪問と演説(5月27日)のニュース。大統領の副補佐官は、推敲を重ねたという17分の演説の手書き原稿を公開し、これがまたニュースになりました。

 公開されたのは、「71年前、明るく、雲1つない晴れ渡った朝」の冒頭5行。平和記念公園で読みあげるオバマ大統領のそばで、軍服姿の軍人が黒いカバンを持っていました。被爆者のすぐ近くです。

 カバンは、“核のフットボール”と呼ばれる核攻撃の指令を出すための機材が入っているといいます。TBS系が5月30日に放送した衝撃の事実です。その放送内容は――。

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 オバマ大統領が先週来日した際、付き添いの軍人が黒い大きなかばんを持っているのがわかります。“核のバッグ”と呼ばれるもので、アメリカ大統領が核攻撃の指令を出すための機材が入っているといわれています。

 今回、オバマ大統領が訪問した伊勢神宮から被爆地・広島まで、カメラは様々な場所で、このおそろしいバッグを捉えていました。

 “核なき世界”の実現や、被爆者と思いを1つにしたオバマ大統領。その裏で、核兵器が今も存在する現実をカメラが捉えていました。大統領に同行する軍人が持っていた黒いバッグです。

 コードネームは、「核のフットボール」。バッグの中には核ミサイルの発射命令を出す通信機器や、大統領本人であることを示す認証コードなどが入っているとされています。今回のオバマ大統領の来日でも、その存在が繰り返し確認されました。

核のフットボール1
(”核のフットボール”と呼ばれる黒いカバンには、核ミサイルの発射命令を出す通信機器や大統領本人であることを示す認証コードなどが入っているといわれます=TBS系の番組から)

 伊勢志摩サミットの初日。G7の首脳たちを少し離れた場所から眺めるカーキ色の軍服の男性。手にしているバッグが核のフットボールと見られます。翌日、サミットを終え、エアフォースワンで岩国基地へ向かったオバマ大統領。今度は、紺の軍服を着た男性が同じバッグを持って大統領のそばについています。この軍人の姿は大統領が広島に到着したときにも…

 スピーチに耳を傾ける被爆者らの後ろにこの軍人は立ち、バッグは平和公園の地面に置かれていました。

核のフットボール2
(ヒロシマの平和記念公園で、オバマ大統領の演説中にも黒いカバンは地面に置かれていました=TBS系の番組から)

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 広島で核兵器の非人道性にふれながらも、いつでも核攻撃の指令を出せるオバマ大統領。核兵器全廃は、私たちの運動抜きにはありえないことを示す番組でした。
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戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/06/05 10:06
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