◎「さわやかな判決がでました」

 このブログ「トヨタで生きる」に5月14日、「勤め人にとって、さわやかな判決がでました」とのコメントをいただきました。産経新聞の記事を紹介したそのコメントは、まさにその通りですよね。

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 定年後も同じ仕事なのに賃下げは「違法」 東京地裁が初判断

 定年後、同じ会社に期限付きの嘱託社員として再雇用された男性3人が、定年前と同じ仕事をしているのに賃金が下げられたのは労働契約法20条(有期労働者への不合理な労働条件の禁止)違反だとして、会社側に適切な給与の支払いを求めた訴訟の判決が13日、東京地裁であった。

 佐々木宗啓裁判長は「正社員と嘱託社員で職務内容や配置変更(転勤)の範囲、責任の度合いに違いがないのに、賃金額が異なるのは不当だ」とし、男性3人の主張を全面的に認め、会社側にそれぞれ約100~200万円を支払うよう命じた。

 (中略)

 判決によると、3人は横浜市の運送会社で正社員として働き、平成26年に定年退職。その後、1年間などの嘱託契約を結んだが、正社員時代と同じ仕事をしながら、給与や賞与が下げられ、年収は約3割減った。

 佐々木裁判長は「会社の経営状況は悪くなく、賃金を抑える合理性はなかった」「再雇用が年金までのつなぎだとしても、嘱託社員の賃金を下げる理由にはならない」と指摘した。
……

20 SP トヨタ堤
(トヨタでは多くのSPが働いています。写真は堤工場)

 この記事は、朝日新聞が1面トップで扱うなど大きな反響を呼んでいます。記事を読みながら、私たちが働くトヨタでも同じではないかと考えました。トヨタには、60歳定年後、スキルドパートナー(SP)という名の働き方があります。

 「1人工」とも呼ばれ、定年前とまったく同じ仕事で、SPだからといって仕事が軽減されるわけではありません。しかも賃金は、定年前の55%ほどです。

 判決であった運送会社とトヨタとは、違うところもあるでしょうが、職務内容や責任の度合いなどに大きな差はありません。それなのに、賃金が半分ほどというのは納得できないでしょう。

 この判決を受けて、トヨタとトヨタ労組が、SPの労働条件をめぐって真剣に話し合うことを求めたいと思います。
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職場は今 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/05/15 08:47
コメント
No title
今は、上級SP制度もあって、60歳以降も
組長として勤務すれば、給料は変わらない
のでは?

要は、現役時代の努力と実績がものをいう
時代になったので、この点からすると
トヨタの場合、大きな問題ではないような
気がする。
現役時代に、組長以上に昇格しその後も
努力を継続すれば、良いわけだしね。
No title
上級SPに選抜されるのは、ごくごくわずかじゃない?
No title
有名企業の、定年後の再雇用者の待遇を一覧表で比較した情報が欲しいですね。ブログ主様の情報収集能力に期待します。

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