◎トヨタの株主配当 1株210円で総額6455億円

 トヨタ自動車は、5月11日の2016年3月期決算発表で、株主配当を1株210円、総額6455円とすることを明らかにしました。過去最高の営業利益(連結で2兆8539億円、単独で1兆4021億円)を受けて、株主配当(単独決算の純利益から配当)も過去最高になりました。

 一方、組合員への賃上げは、16春闘でトヨタ労組が3000円を要求したにもかかわらず半額の1500円でした。15春闘の4000円に比べ、大幅にダウン。株主も労働者も下請けも同じステークホルダー(利害関係者)といいながら、株主には大盤振る舞いです。

 トヨタは、決算発表のプレゼンテーションで、05年から12年間の株主配当をグラフにしています。リーマン・ショックで赤字になっても株主配当は続けていることがよくわかります。

20 株主配当 16年3月期


 一方、組合員には09~13年までの5年間はベアゼロでした。トヨタ単独の決算は、09年3月期~12年3月期までの4期連続で赤字(連結赤字は09年3月期の1期だけ)だというのが大きな理由でした。

 トヨタの株主は、「個人その他は」は約18%にすぎず、金融機関や外国法人などが残りの大部分を占めています。組合員ら労働者が汗水して働いて稼いだ利益が金融機関や外国法人などに持っていかれるのです。

 アメリカ発の「新自由主義」が日本に広がった結果、株主ばかりに目を向けた経営がまかり通るようになりました。シャープや東芝などでは、過大な投資による経営の失敗や経営者の粉飾決算で数千人から万単位のリストラが強行されています。日立は、黒字が続いているにもかかわらず3000人リストラを計画しています。

 豊田章男社長は決算発表で、「トヨタが持続的に成長していくために必要なことはなにか。私自身は、もっといいクルマを持続的に生み出せる基盤づくり、人づくりであると考え、これらを最優先に、取り組んでまいりました」とのべています。

 労働者や下請けを大切にする会社であってこそ、会社の持続的発展、成長が望めるのではないでしょうか。
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未分類 | コメント(8) | トラックバック(0) | 2016/05/14 15:20
コメント
No title
>株主も労働者も下請けも同じステークホルダー(利害関係者)といいながら、株主には大盤振る舞いです。

共産党「利益辺りの配当金はドイツ企業だとトヨタの1.5倍以上の48%だったりアメリカも1.2倍の35%なのは黙っとこ」

>トヨタの株主は、「個人その他は」は約18%にすぎず、金融機関や外国法人などが残りの大部分を占めています。

共産党「金融機関や外国法人は年金の運用先として投資してるのは黙っとこ」

>組合員ら労働者が汗水して働いて稼いだ利益が金融機関や外国法人などに持っていかれるのです。

共産党「海外のトヨタマンの頑張りとかは黙っとこ」

>日立は、黒字が続いているにもかかわらず3000人リストラを計画しています。

共産党「フォルクスワーゲンとか海外の自動車メーカーじゃよくやってるけど黙っとこ、派遣社員を万単位で全員首切りとか黙っとこ」


~共産党の報道トリック~
「不味いデータがある時は比較データを出さないようにしよう!」
買いかぶりですよ♪
知らないんじゃね?
左側からしか見れないので左翼♪
見ようとしない…か?

頭から利益がでる仕組みでないでしょ?先行投資した株主には?
No title
トヨタの社員は、持ち株会で毎月自社株を
購入していけば、十分の配当金の利益を
受け取れるから、特に損は被ってないよね。

それと、ブログ主も株主のはずで、配当金の
恩恵はガッツリ貰っているんだから、あれこれ
いうなら、配当金を全額返還してから
言ってほしいな。

貰うもんだけは、貰っといて正義顔するのは
「なんだかなぁ」って思ってしまう。
No title
会社の立場からーー

17兆円の利益剰余金⇨黙っとこ
年金の運用は一部のこと。がっぽり懐にしたこと⇨黙っとこ
海外子会社からの配当が益金に算入されないこと⇨黙っとこ
No title
持ち株会からの配当は、せいぜい小遣い程度。それで生活はできません。もっと視野を広げると、見えてくるものがあります。
No title
共産党の報道トリック

17兆円の利益剰余金⇨黙っとこ
→共産党「オートローンの担保相当で有利子負債も増えてるけど黙っとこ」
年金の運用は一部のこと。がっぽり懐にしたこと⇨黙っとこ
→共産党「どうせ赤旗読んでる人なんて居ないし年金の株式運用が増えてるのは黙っとこ」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-04/2015120401_05_1.html
海外子会社からの配当が益金に算入されないこと⇨黙っとこ
→共産党「子会社からの配当に課税してその残りの利益に課税すると二重課税になるから諸外国でも非課税なのは黙っとこ」


※海外子会社配当金非課税の仕組み
海外子会社が100万円の利益

海外子会社は50万円の現地法人税、残り50万円を本社へ配当

本社への配当金50万円は既に現地で納税済みのため非課税

→共産党の主調「海外で納税しようが知ったこっちゃないから二重でも良いから税金払え」
No title
「年金の株式運用が増えてるのは黙っとこ」

☆日本共産党の考え方は、次の通りです。”黙っとこ”との態度ではありません。

 “年金財政が大変”といって、国民に高い年金保険料負担と年金額カットを強いておきながら、株運用の拡大などで年金財政を危うくするやり方は、異常です。

 年金財政を安定させ、安心の給付を保障する重要なカギは、積立金の安全運営とともに、労働者の雇用安定と賃上げ、中小企業や農家などの経営安定などです。国民の懐を温めることには背を向けたうえ、国民の老後の安心のための資金で「投機」を加速させる安倍政治からの転換が急がれます。
No title
 1~2兆円の利益があるトヨタがリーマン・ショック後、5年間も法人税を支払わなかったこと→“黙っとこ”

 (1)、受取配当益金不算入
 トヨタはこの5年間で1.9兆円以上、年平均3900億円くらいの配当を受け取っています。この一部は、益金に算入されず、法人税の計算の際に所得から控除されるので、法人税を減少させる要因になります。

 とくに、09年度以降、海外子会社からの配当も益金に算入されないことになりました。トヨタの場合、海外子会社からの配当が大きいので、09年度以降、この効果が大きくなったと考えられます。

 (2)、外国税額控除
 子会社以外の外国会社からの配当や、08年度までの海外子会社配当については、益金に算入したうえで計算した法人税から、外国で払った法人税額を控除するという方式がとられていました。08年度には、この効果が大きかったと思います。

 (3)、試験研究費税額控除
 これは、年間の研究費の1割程度の額を法人税から控除する制度です。
 トヨタの場合、毎年の研究費は7000億円前後ですから、700億円程度の減税になる可能性があります。

 (4)、欠損金の繰越控除
 前年度以前の所得がマイナスだった場合、その一部を損金に算入することで、年度間の損益を通算する仕組みです。

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