◎ピカソに劣らない屏風「戦国のゲルニカ」

 NHKの2016年・大河ドラマ「真田丸」は、昨年の「花燃ゆ」(視聴率史上最低の12%)より視聴率がいい(15話までで15・6~20・1%)といいます。戦国の武将、真田昌幸、信繁(幸村)親子を中心に、秀吉、家康などだれもが知る個性豊かな武将が登場する。

 ドラマの終焉は、家康によって豊臣秀頼が亡ぼされる大阪冬の陣(1614年)、夏の陣(15年)だろう。ハイライトの真田丸の攻防は、冬の陣だが、夏の陣を描いた「夏の陣図屏風」(重要文化財)が、新たに注目されている。

 それは、「戦国のゲルニカ」とも呼ばれているからだ。ピカソの「ゲルニカ」は、ナチスによるスペイン・ゲルニカ村への無差別空爆に抗議して描いた名画としてあまりにも名高い。

 元大阪城天守閣館長の渡辺武さんの著書『戦国のゲルニカ――「大阪夏の陣図屏風」読み解き』(2015年11月、新日本出版社)や『芸術新潮』(2015年6月号)の特集を読んだ。

夏の陣屏風1
(『戦国のゲルニカ――「大阪夏の陣図屏風」読み解き』から)

 それによると、「夏の陣図屏風」は、画面の天地150・3cm、左右幅が半双あたり360・7cm、6曲1双の合計721・4cmという長大な極彩色の金屏風だ。戦国合戦の屏風はたくさんあるが、非戦闘員が戦争に巻き込まれた悲惨な実態を描いたのは、この屏風のみという。

 屏風には5071人も描かれているからすごい。戦国時時代の常とはいえ、首を切り落とされた兵隊や首を2つぶら下げて走る兵隊などが生々しく描かれている。こんなシーンは、テレビでは放送できないだろう。

 戦争が兵隊たちをどんな暴力に追いやるのか? 屏風では、兵隊が婦女暴行を行っている場面もリアルに描いている。さらに、女、子どもをさらっていく場面など、これでもか、これでもかと描いている。

夏の陣屏風2
(『芸術新潮』(2015年6月号から)

 東西両軍合わせて夏の陣は30万人、夏の陣は21万人とも推定されているたたかいで、大阪の街は焼かれ、民衆も巻き込まれた凄惨な戦争だった。勝者となった黒田長政が屏風の注文主とも推定されているが、なぜ描かせたのか?

 渡辺さんは、「著名な武将たちが活躍するだけのドラマのよう夏の陣のイメージは改めざるを得なくさせる内容が盛り込まれている」と書く。大河ドラマ「真田丸」では、どう描くのだろうか。
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戦争と平和 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/05/07 08:44
コメント
No title
産経の記事:
「民進党の長妻昭代表代行は7日のTBS番組で、米大統領選で共和党の候補指名獲得を確実にしたトランプ氏が、国防費負担を日本に要求する考えを表明したことに対し、在日米軍駐留の経緯や実態を日本が説く必要性を強調した。「日本も駐留経費を出していることや、沖縄が極東の重要な拠点であることを外務省が早急に説明しないといけない」と述べた。

 日米安全保障条約については「片務条約であると一部議論があるが、大勢を占めていない」と指摘。「まさかトランプ氏が共和党の指名を受ける(見通しになる)とは思っていなかった」とも語った。」

今までの言動と矛盾してませんか?


戦争法案とか言って騒いでるのお前らだけじゃんww

LGBTアライになれよ!

やっぱり共産党は考え方古いわー

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