◎震度6以上相次ぐ 2016年熊本地震

 熊本県益城(ましき)町で震度7(マグニチュード=以下M=6・5)の強い揺れとなった「2016年熊本地震」(14日21時26分)は、その後も震度6以上の強い揺れが6回も相次ぐ(16日午前中まで)など、これまでにない様相を示しています。

 当初の震度7の揺れの際、テレビの生中継を見た限りでは、熊本市中心部の被害はそれほどでもありませんでした。しかし、翌日以降、震源地の熊本市の東隣の益城町の被害や相次ぐ震度6以上の地震が続き、事態は深刻なことが明らかになりました。

 テレビに映し出された、押しつぶされた家屋やマンション、寸断された道路、崖崩れ、崩落した熊本城の櫓(重要文化財)などを見ていると、地震列島日本の怖さを思い知らされました。死者は19人(16日午後現在)にのぼっています。

 レクサスを生産しているトヨタ九州(福岡県宮若市)は、下請けからの部品が調達できす、稼働を中止しています。

震度6『以上
(「2016年熊本地震」の主な震源場所と断層=16日のNHKから)

 震度7の地震が発生したのは、1995年の阪神・淡路大震災(M7・3)、2004年の新潟県中越地震(M6・8)、11年の東日本大震災(M9・0)以来で、それに次ぐ震度6の地震が頻発するとは尋常ではありません。

 特に16日深夜の午前1時25分の地震は、M7・3で、関西地方まで地震が観測され、阪神・淡路大震災と同じ規模となりました。気象庁は、これを本震と呼び、発生時の14日の地震は前震と呼んでいます。

 益城町付近には、日奈久断層や布田川断層などの活断層があり、気象庁はこれらの断層による「横ずれ断層型」の地震だったと発表しています。余震は、これらの活断層に沿って起きています。

熊本地震域
(震度6以上の地震=16日のテレビ朝日系から)

 しかも、震源は熊本県から大分県へと広がっています。地震を次々、誘発しているのです。余震がさらに続くなか、心配なのは熊本県の南に位置する川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)です。全国で唯一稼働している原発です。

 益城町付近を通る断層は、川内原発の西側付近まで伸びています。日本にはわかっているだけでも2000以上の活断層が見つかっています。鳥取県西部地震(M7・3)は、未知の断層の活動によるものでした。

 地震の収束がまったく見通せず、大きな余震が続発するなか、何が起きるか地震の専門家でも予測できない状況です。危険な川内原発は稼働をただちに中止すべきです。

スポンサーサイト
未分類 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2016/04/16 16:01
コメント
No title
九州は基本的に南部に発電所が少ない上に主要な送電網は熊本経由なんで
川内原発を止めた状態で震源地熊本の送電網に異常が起きれば南部は
大規模停電に見舞われる事になりますよ。
(宮崎経由の送電網は計画中ですが少なくとも数年先)
そういう事は良くわかっていないのに原発は停止すべきっていうのは現場の事をわかっていない証拠。
No title
新幹線はストップ、高速道路もストップ。川内原発に事故が起きたら、避難する手立てはないことが、今回の熊本地震で証明された。停電の前に命が失われる。
No title
法的根拠も無く勝手に発電所を止めるのは憲法違反なのに
民主党時代の原発停止とかは共産党はダンマリ

法的根拠無く国民の生活や財産を奪っても良いと言ってるようなもの
ドイツでも原発停止で違憲裁判が行われているのにダンマリ
便乗募金詐欺
共産党の候補者が震災募金に偽装して政治資金集めをしていたようですね。
http://www.honmotakeshi.com/archives/48385565.html

管理者のみに表示