◎夜8時に帰宅していない父親

 夜8時に帰宅していない父親の割合の国際比較――
 本を読んでいたら、こんなグラフがありました。

 東京    61・5%
 ミュンヘン 17.7%
 ハンブルク 18・2%
 リヨン   14・7%
 パリ    26・6%

30 夜8時に帰宅していない割合の国際比較


 ダントツに多い東京。この本は『シリーズ田園回帰』(農山漁村文化協会発行、全8巻)の1巻で、「時代はじっくりゆっくり都市農山村共生社会に向かっている」というコンセプトのシリーズです。

 本では、東京は、「一極集中」の「覇者」のイメージがあるが、爆発的な高齢化にみられるように、日本が続けてきた「大規模・集中」の犠牲者と指摘しています。そのなかに付けられたのが夜8時に帰宅していない父親の割合の国際比較です。

 6割以上の家庭で、父親が不在のまま、夜の食卓を囲む寒々とした風景が浮かんできます。日本では、“一家そろって団らん”の風景は、減り続けています。魔法瓶で知られている象印の調査では、「週3・5回」(1982年)→「週2・7回」(1994年)→「週2・6回」(2006年)となっています。

 東京だけではなく、日本各地で共通でしょう。背景には、日本がドイツやフランスと比べ、長時間労働だからです。日本の正規雇用労働者の年間総労働時間は2200時間を超えますが、ドイツやフランスは1300時間台です。

赤旗 2013年11月24日
(年間総労働時間の国際比較、「しんぶん赤旗」2013年11月24日付)

 トヨタ自動車の年間総労働時間は、1957時間(2012年)、1952時間(13年)、1950時間(14年)です。トヨタをふくむ全トヨタ労連加盟の組合(製造)の企業では、2125時間(12年度)、2155時間(13年度)、2157時間(14年度)と2200時間台です。

 長時間労働をなくすことなしには、“一家そろって団らん”の実現は不可能でしょう。来年の17春闘(ゆめW)では、時短を要求しようではありませんか。
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職場は今 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/04/07 19:03
コメント
No title
この61.5%の人が全て仕事?

帰りに、ちょっと一杯と飲んだくれている人や
パチンコなどで、ちょいと寄り道って人も
多数いると思うのだが・・・・

赤旗編集部や、印刷屋、生協とかはどうなん?
No title
こんなくだらん調査するのいい加減やめたら。

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