◎橋下徹氏 高く売り込む機会ねらう?

 橋下徹氏が15年10月に結成した「おおさか維新の会」(代表=松井一郎大阪府知事)は3月26日、大阪市内で党大会を開きました。「憲法改正原案」を前面にかかげるなど、夏の参院選で自民党などと改憲勢力3分の2以上の議席確保をめざす意向を表明しました。

 安倍自民党の“補完勢力”を鮮明にしました。昨年5月の住民投票で否決された大阪市を解体する「大阪都」構想=副首都化=に再挑戦することなどを盛り込んだ活動方針を決めました。

 参院選では、15人の比例区候補、大阪、兵庫、広島、神奈川、奈良の地方区候補を決めましたが、地方区でさらに増やす方向です。民主党や日本共産党など野党5候補の統一候補が次々と決まるなかで、安倍自民党を手助けする役割を果たそうとしています。

 大会では、都構想を否決されたことから政界から“引退”し、法律政策顧問になった橋下氏が出席するかどうかが注目されましたが、出席しませんでした。橋下氏は現在、週1回の割合で講演会を開いています。200万円ともいわれる高額な講演料です。

30 橋下 ツイッター
(ツイッターで、米軍基地をなくそうとする人々を攻撃する橋下徹氏)

 4月からはテレビ朝日の番組にレギュラー出演します。フリージャーナリストは、語ります。

 「安倍首相は、夏に衆参の同日選挙をねらっている。大阪市長を辞めたその翌日の15年12月19日に安倍首相と会談した橋下氏は、立候補するだろう。それも告示ぎりぎりにサプライズ立候補し、自分とおおさか維新を高く売り込むのではないか」

 その橋下氏が大阪市長時代に行った市職員への憲法違反の「思想調査アンケート」(市職員への労使関係アンケート調査)が大阪高裁で3月25日、ふたたび断罪されました。

 職員とOB計59人が市に、「精神的苦痛をうけた」として、1900万円余りの賠償を求めた控訴審判決で田中敦裁判長は、アンケートの一部を違憲と断定。大阪市に1人当たり5000円の賠償を命じました。

 田中裁判長は、アンケートの四つの設問について、勤労者の団結権(憲法28条)やプライバシー権(同13条)を違法に侵害したと認めました。橋下氏は、弁護士でありながら、憲法の意味もよくわからないようです。

 こんな人物が改憲を主張するおおさか維新を引っ張っていくと思うとぞっとします。日本共産党や民主党など野党5党は、「国政選挙で現与党およびその補完勢力を少数に追い込む」ことで合意しています。
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安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/03/27 09:47
コメント
解釈によって判例も変わるので、これは仕方ないこと。
橋下氏を批判するのは、ちょっと違うと言うか、いかにも反対勢力臭ぷんぷんです。
No title
共産党は民進党の補完勢力になるのがもっと明確で
1人区での共産候補はゼロと言うのが象徴的ですね。

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