◎スウェーデン トヨタ販売の1日6時間労働制

 日経が3月20日付から新シリーズ「働き方 NEXT世界が問う」を始めています。その第1回が「スウェーデンの挑戦 『1日8時間』常識じゃない」で、トヨタ系の販売会社がでてきます。

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 「じゃ後は頼むよ」。トヨタ自動車系の販売会社、トヨタ・センター・イエーテボリで働くマグヌス・ビクストラーム(40)は正午になると、出勤してきた社員と交代した。「午後は運動で汗を流すか」

 ここのエンジニアは午前、午後の2交代制。みな1日6時間だけ働く。
 8時間勤務の時は大変だった。車の修理で従業員たちは疲れ、納車は最大1カ月待ち。顧客の不満も募った。そこで労使で話し合い営業時間を延ばす一方、1人当たりの労働時間を6時間に減らした。給料は減らさず人員を2割増やしたのだ。

 改革の成果はすぐ出た。「6時間なら集中力が続く」と現場が活気づき、納期は最短で4分の1に短縮。顧客の評判も高まり、人件費が増えても売上高と利益は5割超増えた。「働き方の『カイゼン』の結果だ」。経営者のマルティン・バンク(48)は胸を張る。

 「トヨタに学べ」。同国では一部ベンチャーも6時間勤務を導入。イエーテボリ市も15年、介護施設に6時間勤務を入れた。同国で広がる6時間勤務には世界中から視察や問い合わせが相次ぐ。
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日経 6時間労働
(スウェーデンのトヨタ販売では1日6時間労働。日経新聞3月20日付)

 ビックリです。働き方のカイゼンで6時間労働制が実現できたというのです。「人件費が増えても売上高と利益は5割超増えた」というのであれば、トヨタ自動車本体でも実現できるのではないか!

 トヨタ労組は、春闘といわず「ゆめW」と呼びます。これは、「ゆめ…ゆたかさ・ゆとりをめざそう」「W…Wage(賃金)とWorkig Time(労働時間)」からとっています。

 1989年から使っていますが、時短要求が消えて久しくなります。トヨタ労組が加盟する連合で、時短のたたかいがあったのは1990年代前半までで、この20年来止まっています。「時短もコスト」という企業の主張を崩せないのが現実です。

 トヨタは労使協定で、所定労働時間を次のように決めています。
 事技職         1日8時間 年間1952時間(244日)
 技能職         1日7時間50分 年間1911時間(244日)
 P部門区分Aの連続2交代制 1日7時間35分 年間1850時間(244日)

 スウェーデンのトヨタ・センター・イエーテボリで、1日6時間労働制が実現しています。世界1の自動車メーカー、トヨタで時短をすすめようではありませんか。

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その他 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016/03/21 08:53
コメント
No title
残業なしでは生活できない給与体系の見直しが急務でしょう。また、カンバン方式がある限り、部品メーカは、対応できんでしょう。
No title
スウェーデンはボルボやソニーエリクソンがやったように大企業や政府機関もリストラが出来るため
高収益な企業に人員を集中することが出来る。

ボルボは世界2位のトラックメーカーで前年よりも増益であった年も効率化のためにリストラ
人員を減らしやすい企業は人員を増やすのにも抵抗は少ないし給与も同様に。

ボルボ傘下のUDトラックスはコスト削減のために日本でも派遣切りをやっている。

一般乗用車向けのサーブなんかは経営破綻して数千人の従業員が数百人程度にまで減ってる。

スウェーデンの常識で行くと自動車メーカーは人員削減が当たり前?
なお民需はこんな惨状のスウェーデンですが軍需産業は好調で
自動車のサーブと分社した軍需の方のサーブは従業員1万人以上で
戦闘機からミサイルまで輸出し日本やアメリカ、スイスなんかでも使ってたりします。

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