◎1000円に及ばない トヨタ第3回労使協

 トヨタ自動車の16春闘で、第3回労使協議会が3月9日(水)、開かれました。会社側は、組合側の3000円の賃上げ要求に対し、「1000円に及ばない」と極めて厳しい態度を示しました。

 組合の「評議会ニュース」によると、前日の8日に開かれた組合の大集会、ブロック集会で執行部は、賃上げは「納得のいく回答」を引き出す、7・1カ月の一時金要求は「満額に最後まで拘る」との決意を表明したことを会社側に伝えました。

 これに対し上田達郎常務役員は、「現在の厳しい経営、競争環境、極めて優位性のある当社の賃金水準、上昇していない物価状況などを合わせて考えると、本年の賃金制度維持分を上回る賃金引き上げは、1000円に及ばない」と驚くべき発言をしました。

 昨年は、組合の6000円要求に4000円を回答しました。今年3月期決算では、昨年を上回る2兆8000億円の営業利益見通しというなかで、1000円にも及ばないというのです。

 組合側は、「到底理解し難く、納得できない」と強く反論。東富士研究所や明知工場、堤工場の支部長が、組合員が仕事に懸命に頑張っている姿を豊田章男社長や副社長らに訴えました。

出退勤 堤工場
(出退勤する堤工場の労働者)

 東富士研究所では、「失敗もせずに、突き抜けた技術は生まれない」と挑戦し続け、革新技術を生み出してクルマに載せたいと主張。4代目プリウスの生産を始めた堤工場では、1分を切る最速タクトのなかで、量産技術確立に苦闘していることを強調しました。

 豊田社長は、賃金、一時金要求について、「本年ほど悩んでいることはありません」とのべたうえで、「さらに悩みぬいていきたい」と答えました。16日(水)が回答日です。
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16春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/03/14 09:07
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