◎辺野古埋立工事を中止 沖縄県と安倍政権

 年末の沖縄旅行から2カ月余。名護市辺野古への米軍新基地をめぐり3月4日、突然、動きがあった。辺野古の海の埋め立てをめぐって沖縄県と安倍政権が裁判で争っていたが、裁判所の和解を受け入れ、埋め立てを中止するというのだ。

 米軍キャンプ・シュワブ前で、早朝から毎日座り込むなどしてたたかいつづけた沖縄県民が安倍政権を追い詰めたのだ。年末の沖縄旅行で、「不屈 座り込み538日目」という看板を見て感動した。看板には、「座り込み24時間監視 勝つまで絶対、諦(あきら)めない」ともあった。

辺野古1
(米軍キャンプ・シュワブ前に建てられた不屈の看板=2015年12月26日)

 大浦湾側から見た美しい海岸線と静かで穏やかな湾。そこからキャンプ・シュワブ側を見ると、醜いフロート・オイルフェンスが蛇行して浮いていた。安倍首相は、和解を受け入れたその日に、「辺野古が唯一の選択肢」と言い放った。

 沖縄県民に冷や水を浴びせるもので、工事の中止といいながらこの先がどんな風に展開するか予断は許さない。しかし、1年ほどは工事中止になるのだ。

 沖縄県の翁長雄志知事は、「新辺野古基地は造らせないという公約を持って知事になっているので、ありとあらゆる手段で、信念を持ってやっていきたい」と表明している。

 知事と県民は腕を組んで日米政権とたたかい、辺野古に絶対新基地はつくらせないだろう。今年も年末に沖縄へ旅行する予定だ。9回目になる。1回目は、リーマン・ショックの年の2008年だった。

辺野古2
(辺野古の海に敷かれたフロート・オイルフェンス=2015年12月26日)

 沖縄のたたかいは、この数年、劇的だった。保守、革新を乗り越えた「オール沖縄」の動きが急ピッチで進んだ。オスプレイの沖縄配備反対と普天間基地の県内移設の断念を求め、2013年1月に「建白書」を安倍首相に提出した。

 14年1月の名越市長選挙で稲嶺進氏が再選、同年11月の知事選で翁長氏の勝利、同年12月の衆院選挙で、沖縄4小選挙区制のうち自民党がすべて敗北、「オール沖縄」候補の完勝…。

 民意は、翁長知事を先頭とする「オール沖縄」にあることは明白だ。「オール沖縄」のたたかいは、本土にも波及した。安倍政権の違憲の戦争法(安保法制)とのたたかいと参院選に向けた「野党共闘」への動きは、安倍政権の打倒をめざす。1人区の参院宮城選挙区では、日本共産党と民主党との間で辺野古新基地建設に反対するなど6項目の政策協定を結んだ。

 沖縄を旅してあちこちで見かけたスローガン。「勝つ方法はあきらめないこと」。あきらめず不屈にたたかうことを見習おうと思う。
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沖縄 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/03/06 15:37
コメント
No title
宜野湾市長選挙は無視ですか?
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-2035.html?m2=form
政治家の椅子のためなら県知事と一緒になって公職選挙法違反の個別訪問までやって
県知事の威光で県警に不法行為の握り潰しまでやってるんでしょ?
政治資金規正法違反の資金集めとかも色々とやってるようで。
No title
鳥の目になって、沖縄、本土、アメリカ、朝鮮、中国を見てみましょう。
何人なの?

主体は?


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