◎車と芸術と美

 先日、ある絵画展へ行った。いずれもプロの画家たちの作品である。会場を回り、ある1点に文字通り釘付けになった。滝の絵だった。水が激しく落ちている。ただそれだけで、他に何も描いてはいない。

 しかし、会場のどの絵を上回るすごさがあった。他の絵がアマチュアに思えるほど、その滝の水の落ちるさまは芸術へと昇華していた。こういうのが美だと思った。

 画家は千住博という。作曲家の千住明は弟、バイオリニストの千住真理子は妹である。その千住博の著作に『「美」を生きる』がある。このなかで、車について書いているところがあった。

美を生きる


 画家として一本立ちする前、彼は中古のカローラに乗っていた。高速道路を走っていた時のことをこうしるしている。

 「まるで衣ずれのように高く軽いエンジン音を立てて、一瞬のうちに私の車を追い越してゆく車があったのです。見る見る小さくなっていったその速さと、テールランプの何ともいえないバランスの取れた美しさが一瞬のうちに脳裏に焼き付きましたが、それは眼にする事の少ない英国車でした」

 身分不相応と思いながら、その英国車を購入したという。「ボディーの流れるようなライン、端正な構えの窓ガラスやフロントグリル、そして天然の木目とベージュ色の皮革によるインテリアのエレガントな事…。私は車の形をした『美』に完全にノックアウトされていたのです」

 そして、東京都心の森に同化したその車について賛美している。「デザインとか雰囲気とか、作って作れるものではなく、これはどこからくる味なのだろう」と考えたという。

 レクサスは、性能ではドイツの高級車と決してひけはとらない。しかし、世界での販売は、まだ3分の1程度にとどまる。千住博が語るように、「作って作れるものではない」だろう。

 車の「美」や味はどこからくるのか? 千住博の滝の絵を見ながら、美の奥深さについて考えさせられた。

               ◇

 この記事は、2月20日にアップする予定でしたが、都合により前日にアップしました。
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その他 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2016/02/19 20:35
コメント
スバルの期間従業員ですが、メール送りましたよ
スバル最悪です!
休憩中なのにライン稼動させる!
休憩終わる3分前から稼動させる!
【拡散希望】
スバル(富士重工業株式会社)の期間従業員です。
大泉工場で働いてます。
スバルは労働基準法違反状態です。

●始業チャイムが鳴る前から生産が始まっている
●休憩終了チャイムが鳴る前から生産が始まっている
●期間従業員は出退勤を管理するカード等がないため会社はサービス残業や始業前の業務をさせてるのを隠せてる
●休日出勤や残業が強制で上司が出勤できるかを聞いてこない
●賃金未払いがある
辞めなさい。
拡散しても会社の仕組はまず変わらん。ましてや期間工、トヨタでも必死になって書き込んでる人いるけど…

上の4項目はあなたが、我慢ならないのは分かる。が曖昧な所で線引きは日本企業の性ですよ。
チャイムがなったら瞬間移動してライン稼働できひんやん。

とにかく使い捨ての期間工が何いってんの?あ~めんどくさい奴やな、次から働けんよう評価下げとこう…って感じやね。
賃金未払金が何をさして言ってるのか分からないが、間違いないなら証拠を押さえて労働者組合があるので、まずそこに持ち込もう、ここに書き込むより行動しよう、

いや、今日にもすぐ足を運ぼう!なにをすべきか教えてくれますよ!

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