◎組合が“ゆめW”の要求を提出するが…

 【詰所談義】

 A 2月17日(水)に、いよいよ組合が賃上げ要求を会社に提出するね。
 B トヨタ労組をはじめ金属労協に加盟する労組に、いっせいに回答が出るのが、恒例によって3月16日(水)だから、この1カ月間が春闘本番だ。もっとも組合は“ゆめW”というがね。
 A “ゆめW”って、死語に近いよ。「ゆめ…ゆたかさ・ゆとりをめざそう」「W…Wage(賃金)とWorkig Time(労働時間)」からとっているだ。
 B 時短なんて10年以上、要求してないからなぁ。

 A 今年の賃上げ要求は3000円で、昨年の半分。一時金は昨年より0・3カ月増やして7・1カ月にした。約258万円といわれる。08年のリーマン・ショック以来、最高の要求額だ。
 B なんで、賃上げ要求が半分になった? 昨年の4000円の獲得額より低い。
 A 物価がほとんど上がっていないとか、大企業と中小零細企業との賃金格差を縮めるというのが理由だ。確かに、メーカーと部品の賃金格差は大きい。
 B トヨタの営業利益は、史上最高の2兆8000億円の見通しだよ。半分にする理由が腹に落ちない。

 A トヨタの労働者は、トヨタというピラミッドの頂点の賃金をもらっている。メーカーと部品・下請け会社との賃金格差は大きいよ。職場委員から聞いたが、昨年は、自動車総連の約1200の組合のうち9割を超える組合が要求を出したが、獲得したのは約6割だという。
 B トヨタ労組が4000円の賃上げを獲得していた時でさえ、賃上げがなかったのはそんなに多いのか?
 A そうだ。デンソーでさえ、昨年の賃上げは3000円だった。今年は、トヨタの組合員は我慢して部品・下請けに頑張って賃上げをしてもらおうということだ。
 B トヨタが3000円なら、たとえばデンソーが4000円、さらに下請けは5000円を要求するってことか?

賃上げと利益の推移


 A そうならなければ格差が縮まらないからね。部品・下請けがどんな要求をするかにかかっているし、トヨタ労組も応援しなければならないと思うよ。
 B トヨタ労組は、日本の賃上げを引っ張る“リーダー労組”だろう。利益はたっぷりだし、昨年の6000円以上の賃上げを要求することと部品・下請けとの賃金格差を縮めることは両立するんじゃないか?

 A 今年は、賃金格差を縮めることを一度、やってもいいと思うよ。どこかで挑戦しないと永久に格差はなくならない。
 B そりゃそうだが、“トヨタショック”ともいわれた2002年のトヨタベア(賃上げ)ゼロで、日本の賃金は軒並みベアゼロになった。それ以来の14回の春闘で賃上げがあったのは5回にすぎない。ベアゼロとか組合が要求しなかったのが9回もある。どーんと取り戻すことも必要だと思うよ。

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16春闘 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2016/02/17 08:02
コメント
どこの職場委員がそんなことをいうのかw
No title
妄想の会話が好きですね。
No title
一体、何が言いたいの?

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