◎「大幅賃上げ」のボードをいっせいに掲げる トヨタ総行動

 トヨタ総行動が2月11日、トヨタ自動車の本社・工場がある愛知県豊田市で行われました。第37回トヨタ総行動実行委員会(愛知県労働組合総連合などで結成)が主催したもの。早朝7時30分からトヨタ本社前で、宣伝カーから訴えるとともに出勤する労働者らにビラを配布しました。

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 午後1時からは山の手公園で集会を開催。東海、北陸地方から約800人の労働者が参加。トヨタ本社へ向けて約1時間、デモ行進しました。

 トヨタ総行動は、1981年に始まり30年以上の歴史をもつ運動です。17兆円にものぼる日本1のトヨタの内部留保を労働者や下請け、地域に還流・還元し、賃上げや下請け単価を引き上げるなどして、日本経済を発展させようと毎年、行っています。

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 雪のためにデモ行進が中止(2011年)になったこともありますが、この日は快晴に恵まれ、小春日和のような暖かさになりました。

 愛労連の榑松佐一議長は、地元の中日新聞がトヨタの2兆円の利益の1%を使えば、愛知県の20万人自動車労働者に月8000円、年間10万円の賃上げが可能だと書いたことを紹介しました。

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 また、トヨタ労組出身の連合系、金属労協(JCM)議長が大企業と中小・下請け労働者の賃金格差是正が必要だと主張するなど、トヨタ総行動が長年にわたって訴えてきたことが世論になってきたと強調しました。

 その上で、この1週間、トヨタの関連会社の爆発事故でトヨタのラインが止まっていること。下請けでは、有期雇用労働者から休業補償の声が上がっていること。利益はトヨタに、リスクは下請けに、ということは許されず、トヨタの社会的責任を求めていこうと呼びかけました。

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(トヨタ本社前をデモ行進する参加者)

 全労連の小田川義和議長は、労働者派遣法を改悪したり、「残業代ゼロ」法案をねらい、戦争法を強行して暴走する安倍政権とたたかおうと呼びかけました。

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(出勤するトヨタ労働者ら、午前8時=右はトヨタ本社ビル)

 愛労連の知崎広二事務局長は、2月5日にトヨタ本社と関連会社へ、賃上げと正規雇用の拡大などを申し入れしたと紹介。しかし、トヨタ本社は要請書を受け取らなかったとのべ、社会的責任を果たそうとしない姿勢を厳しく批判しました。

 参加者は、いっせいに「大幅賃上げ」と書いた紙のボードを掲げ、16春闘をたたかう決意を示しました。デモ行進がトヨタ本社前にさしかかると、「トヨタは史上最高の利益、内部留保を賃上げ、下請け単価切り上げに」などと訴えました。
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16春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/02/12 15:03
コメント
No title
トヨタは17兆円分の内部留保があるけど有利子負債は18兆円
年2兆円の利益出してるけどここ数年は年2兆円有利子負債が増えてる

「トヨタは史上最高の借金残高を記録」していてそれの「担保の内部留保が増えている」んじゃないかな?

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