◎安倍首相 勝手な理屈で改憲主張

 安倍晋三首相は、2月3日の衆院予算委員会で、これが首相かとびっくりするような発言をしました。

 「憲法学者の7割が9条1項、2項を読むなかで、自衛隊の存在自体に憲法違反の恐れがあると判断している。憲法学者が自衛隊に疑いを持っている状況をなくすべきだという考え方もある」

安倍首相 7割の憲法学者が
(安倍首相の憲法学者7割の発言=テレビ朝日系から)

 憲法学者の意見を持ち出して、9条を変えよというのです。これは、同じ予算員会で、自民党の稲田朋美政調会長が持ち出したもので、「現実に合わなくなっている9条2項をこのままにしておくことこそが立憲主義の空洞化だ」(稲田氏)とまで主張しました。

 まったくあきれた主張です。昨年9月19日に参院で、戦争法(安保法制)を強行採決したことを安倍政権や自民党は忘れたかのようないい方です。集団的自衛権の行使などを含む戦争法は、実に95%の憲法学者が違憲だといっていたのに強行したのです。

 衆院憲法審査会(昨年6月4日)で、戦争法案を違憲と指摘した憲法学者の長谷部恭男早稲田大教授は、「95%を超える憲法学者が違憲だと考えているのではないか」と強調しています。

 それなのに、安倍首相がこんな勝手な理屈をこねて9条の改憲を国会で平然ということに驚きます。安倍首相が真っ先にやるべきは、憲法違反の戦争法の廃止と閣議決定を取り消すことでしょう。

 そうしてこそ立憲主義は守られるというものです。7月の参院選で、自民、公明、おおさか維新の会などで3分の2の議席を獲得し、9条の明文改憲をねらう安倍首相。9条を守るために、民主党や日本共産党、維新の党、社民党、生活の党など“1人区は野党共闘で”の声が高まっています。
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戦争と平和 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/02/07 09:29
コメント
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学者の95パーセン云々されておられますが、憲法学者が何人いて、そのうちの何パーセントの学者が回答して、というところまで書かないと、正しい情報情報提供にはならないのではないでしょうか。恵庭事件の折、特別弁護人を務められた北大の今村・深瀬良教授は、憲法学者(公法学会会員)にアンケートをとり、回答率が何パーセントで、結果、自衛隊を違憲とする学者の数が、と報告されていました。数字を提示する場合は、キチンとしてほしいです。
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豊田市や京都市で共産党が推す候補が敗れたのは、北朝鮮のミサイル発射が影響したのでしょうか?ブログ主様のご見解を賜りたいですね。この緊張状態が7月まで続けば、ダブル選で自民圧勝ですね。
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北朝鮮を最も厳しく批判してきたのは日本共産党です。安倍自民党を野党共闘で過半数割れに追い込みましょう!
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北朝鮮を最も強く支援してきたのも日本共産党で、国連軍基地妨害の武力工作もしてましたね。
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志位委員長「北朝鮮、中国にリアルの危険があるのではなく、実際の危険は中東・アフリカにまで自衛隊が出て行き一緒に戦争をやることだ」

その後の北朝鮮
→核実験強行
→弾道ミサイル実験強行

今に至るも発言の撤回は無く、国連軍基地への反対運動も継続中
No title
北朝鮮のミサイル発射を強く非難する
志位和夫委員長が談話

 一、北朝鮮は、7日午前、事実上の弾道ミサイルを発射した。1月6日の核実験に続く今回の北朝鮮の行動は、核兵器の開発と不可分に結びついた軍事行動であって、国際の平和と安全に深刻な脅威を及ぼす行為であり、「弾道ミサイル技術を利用したいかなる発射」も行わないことを求めた国連安保理決議に違反するとともに、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙である。日本共産党は北朝鮮の行為を厳しく非難し、抗議する。

 一、国際社会が一致して、政治的外交的努力を強め、北朝鮮に核兵器・ミサイルを放棄させるための実効ある措置をとることがいよいよ急務となっており、わが党はそれを強く求めるものである。

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