◎トヨタ 16組立工場で6日間生産停止

 トヨタ自動車は2月1日、自社の4工場とグループの12工場の合わせて16の組立工場で、2月8日(月)から13日(土)までの6日間、生産を停止すると発表しました。

 グループの愛知製鋼知多工場(東海市)での爆発事故(1月8日)の影響で、エンジンや変速機などに使う特殊鋼の供給が滞っているためです。先週の段階では、残業や休日出勤を取りやめるだけとしていましたが、供給が予想以上に滞っているためです。

 2011年3月の東日本大震災では、堤工場が2週間、他の工場が4週間、生産停止になりましたが、それ以来の全面停止になります。在庫を究極的に減らすトヨタ生産方式のもろさを改めて見せつけました。

生産停止になる堤工場
(6日間、生産停止になるトヨタの組立工場。写真は堤工場)

 トヨタ本体では、4代目プリウスを組み立てる堤工場をはじめ高岡工場、元町工場(以上、豊田市)とレクサスを組み立てる田原工場(愛知県田原市)の4組立工場です。

 グループでは、トヨタ東日本(岩手県、宮城県、静岡県)の3工場、日野自動車(東京都)、岐阜車体工業(岐阜県)、トヨタ車体(愛知県の2工場と三重県の1工場)、トヨタ自動織機(愛知県)、ダイハツ工業(大阪府と京都府のそれぞれ1工場)、トヨタ九州(福岡県)の合計12組立工場です。

 トヨタの1日当たりの生産台数は約1万4000台。6日間の生産停止で、8万台前後が生産できなくなります。しかも、3月の期末前で一番車が売れる時であり、プリウスをモデルチェンジしたばかりの時でした。

東日本大震災時の生産停止は、「いっせい年休」や賃金80%の「休業」などでした。ある職場の労働者は、「8日(月)は休日扱いで、それ以降は“年休推奨”になった。年休がないとか、いやなら出勤して清掃などを行うことになる」と語っています。

 
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職場は今 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/02/02 09:47
コメント
No title
東日本大震災時の生産停止は不可抗力だから仕方ないとしても、日本坂トンネルやアイシンの火災事故の教訓を全く生かしていませんね、トヨタは。同じ失敗を繰り返している。アイシンの火災の後、部品の一社発注を全部品についてやめてておれば今回のようなことにはならないはず。PDCAを何回も回して改善が苦労して行われたように見せかけるため、問題を一挙解決をしてはならない(不具合発生の原因を全て除去するのではなく、次のQCサイクルを回すために原因を放置しておく)という不文律があるのではないか?

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