◎豊田市 3億円で少人数学級実現できるのに

 豊田市内のある小学校5年生の教室です。40人学級のために、後ろまで机がいっぱい。子どもたちのバックなども収納できず、外の廊下につるしてあります。教師が子どもたちを回ろうにも、机の間が狭くて回れない…。

 これでは、教師が1人ひとりの子どもにゆきとどいた教育をするのは無理です。父母の間からは、せめて35人の少人数学級にしてほしいという切実な声が上がっています。

 表を見て下さい。豊田市など愛知県下の少人数学級の実施状況です。豊田市は、小1が32人、2~3年が35人、4~6年が40人、中学1~3年が35人です。小4~6年が少人数学級から取り残されています。

30 愛知県下 少人数学級の状況


 犬山市は、小中学校とも30人という少人数学級で、豊田市は大きく遅れています。豊田市の小学校4年を35人学級にするには、市費で准教員を配置す費用は約1億円です。4~6年生全部では約3億円で可能です。

 昨年の12月市議会で、日本共産党の大村よしのり市議が太田稔彦豊田市長と教育長に4~6年の少人数学級の実現を迫りました。市長らは、「少人数学級の効果は認識している」と認めました。

 しかし、退職教員を非常勤講師として採用するなどと答える一方で、「解決できない状況もある」などとして、少人数学級の実現を約束しませんでした。教育に冷たい太田市政です。

 豊田市は、トヨタ自動車の企業城下町であり、2015年度の当初予算は1787億円と財政は全国の市で有数の豊かさ(全国791市で富裕度は14位、「都市データパック」=2014年版、東洋経済新報社発行=)。公共施設がいっさい入らない豊田市駅前通り北地区再開発には、81・4億円もの税金を投入します。

豊田小学校


 税金の使い道を変えれば、少人数学級は実現できるのです。豊田市長選(1月31日告示、2月7日投票)に立候補を表明している田中かつみ候補は、前市長時代に、「小中学校の教室に扇風機をつける運動」に取り組み、実現させてきました。

 「この運動で初めてわかったことは、子どもや父母がどんなに強い願望を持っていても、市民といっしょに運動をしていかないと、豊田市政では解決しないことです」と語っています。田中候補は、そうした市政を変え、小4~6年生の少人数学級実現の政策をかかげています。
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トヨタの街から | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/01/29 08:41
コメント
この3億円って数字は、准教員を増やす数のみの試算ですよね。実際はこれに、新たな教室が必要になり現在、別の目的に使用されている部屋の改修費用や、備品購入費用等を含めると、もっと数字は、上がるはず。こうした点も誤魔化さずに、アップしようよ。これじゃ新国立競技場の件と同じだよ。
もちろん、出来るならやった方が良いと思うから。

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