◎辺野古の海 生物多様性にダメージ

 「地図が好き」マガジンと銘打った月刊「地図中心」という専門雑誌(日本地図センター発行)があります。毎月、さまざまな地図の特集をしており、地図ファンが買い求めるといいます。

 その特集号に「沖縄の海 大浦湾を識る」(2009年7月号)があります。安倍政権が、普天間基地(宜野湾市)に代わって強行建設しようとしている米軍の新基地建設地、辺野古・大浦湾のカラー特集(19ページ)です。

 このなかで国士舘大学の教授らが「『辺野古・大浦湾サンゴ礁マップ』のためのベースマップ」について書いています。辺野古・大浦湾はサンゴとジュゴンの生息で知られています。結論は、次のようです。

 「現在の大浦湾の自然環境は、湾口にあるサンゴ礁の高まりによって外洋的な環境と内湾的な環境が微妙にバランスを保って形成されていると思われるので、流れや波浪環境の大規模な変化をもたらすであろう大型構築物の存在は、大浦湾、辺野古の非常に高い生物多様性に対して与えるダメージが大きすぎるということになろう」

地図中心 辺野古
(「地図中心」の写真は、大浦湾、辺野古の青い海)

 宜野湾市では、1月24日投票で市長選が行われています。安倍政権や自民党、公明党が推す現職の佐喜真淳市長と、翁長雄志知事が推す「オール沖縄」のシムラ恵一郎候補(元県職員)との一騎打ちになっています。

 シムラ候補は、「一番の争点は、普天間基地の閉鎖・返還、危険性の除去を行うかだ」と主張。普天間基地の移設条件無しの閉鎖・返還、5年以内の運用停止実現、辺野古新基地建設にきっぱり反対すると訴えています。

 一方、佐喜真市長は4年前には普天間基地の「県外移設」を公約にしていましたが、今回はそれにふれず、辺野古への移設を容認しています。世論調査では、6割余りの無党派で両候補は拮抗するなど激戦になっています。

 かけがいのない辺野古・大浦湾の生物多様性の海を守るには、シムラ候補の勝利しかないでしょう。14年の名護市長選、沖縄知事選、衆院選で完勝した「オール沖縄」の勢力が、安倍政権に4たび民意を示す選挙戦になっています。
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沖縄 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/01/20 07:49
コメント
No title
共産党「(辺野古の2倍の3.5kmの滑走路をサンゴ礁埋め立てる那覇空港沖にもジュゴンは居るけど黙っとこ)」
No title
黙っているわけではありませんよ。日本から米軍基地をすべてなくすべきです。一挙にいかない現在、焦点は辺野古への新基地建設をやめさせることです。
じゃあ那覇空港の増設も反対なんですね。翁長知事とは別路線か。
No title
翁長知事とシムラ候補がテレビで堂々と公職選挙法違反の「個別訪問による投票依頼」を
している様子が出てしまいましたね。

警察が立件したら選挙結果如何に関わらず立候補が無効に。
http://www.honmotakeshi.com/archives/47590699.html
No title
沖縄は、本土と違って自民党、公明党をはじめ各党が公職選挙法とは関係なく選挙運動をしています。びっくりポンの事実です。
No title
民意は安部政権支持だってさ。

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