◎自動車総連 賃上げ要求、昨年の半分の「3000円以上」

 トヨタ労組などの労働組合でつくる自動車総連(相原康伸会長、組合員約76万7000人)は1月14日、東京都内で中央委員会を開き、2016年春闘の賃上げ要求として、「3000円以上」とすることを決めました。

 賃上げ要求は3年連続ですが、要求額は15年春闘の「6000円以上」の半分です。しかも、トヨタ労組が15春闘で獲得した4000円にも及ばないものです。

 自動車産業は、トヨタがこの3月期決算で史上最高益を更新する見通しなど日本の産業でもっとも利益を上げている産業です。春闘を引っ張る自動車総連が、昨年より要求を下げる理由は見当たりません。

自動車 16春闘
(記者会見する相原康伸会長=sankeibizから)

 実際、相原会長は、「報道の一部には、控えめすぎる、半分に抑えたなどの論調があることも承知するところ」とのべています。引き下げたことについて、16春闘の最大の眼目は、連合方針に沿って「底上げ・格差是正」をすることとしています。

 確かに、メーカー組合と部品組合とは大きな賃金格差があります。その是正はまったなしです。底上げ・格差是正するというのなら、部品組合が5000円、6000円などの要求をかかげなければ不可能でしょう。

 トヨタ労組などが、そうした部品組合を全力挙げて応援してこそできることではないでしょうか。そうでなければ、メーカー組合が、要求を自粛したことになってしまいます。

 全トヨタ労連やトヨタ労組の要求額の決定はこれからであり、職場会などでの真剣な議論が期待されます。

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16春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/01/15 07:55
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