◎激動・沖縄2015④ 米軍基地前で

 15年年末の沖縄旅行で、名護市辺野古の米軍基地、キャンプシュワブのゲート前へ行った。辺野古の漁港にあるテントのスタッフが、正面ゲート前へ送ってくれた。車で5分の距離だ。

 正面ゲート前に、青いテントが50mほど続いている。「新基地は許さない」などののぼりがはためいている。この日は、100人ほどの人々がテント村に座り込んでいた。沖縄の三線を弾きながら歌っている人もいた。

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 本土などから大型バスで激励に訪れる人も多い。年末に入り、さすがに沖縄防衛局も基地建設のためのボーリング調査の工事を一時中断している様子だ。

 安倍首相は、14年11月の知事選で勝利した翁長雄志知事と会おうともしなかった。国民の厳しい批判で、翁長知事との集中協議期間(8月10日~9月9日)を設けた。1カ月間工事は中断していた。

シュア2


 しかし、翁長知事が、辺野古への新基地建設は沖縄の民意ではない、と安倍首相や菅義偉官房長官に伝えてもまったく聞く耳を持たなかった。集中協議期間が終わるやいなや、安倍政権は工事を強行した。

 基地への工事車両の進入に抗議し、座り込む人々を実力で排除した。東京の警視庁の機動隊を投入するほどで、権力丸出しだった。右翼がテントを襲い、机やいすなどをぶち壊すことまでした。

シュワ3


 正面ゲート前へ行き、観察すると、黄色いラインが引いてあった。このラインを越えたことを口実に、抗議する人々を不当に拘束するのだ。そばにいた警官に、「これが問題のラインですね。写真を撮らせてもらいます」というと、ニヤリと笑う。

 昨年暮れに来たときは、テント村は大浦湾側(正面ゲートの反対側)へ300mほど寄った工事車両の出入り口ゲート前にあった。右翼によるテント村破壊などがあったために現在の正面ゲート前に移動したという。

 工事車両の出入り口ゲートには、シートで覆って隠していたが、鉄板の上にギザギザの板が見えた。昨年も問題になったもので、座り込むと痛みが走る。それでも早朝の6時に県内各地から抗議の人々が集まり、工事車両出入り口ゲート前に座り込んでいる。

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 その人たちを機動隊などが1人ずつごぼう抜きし、工事車両を基地へ入れる。こうした抗議と排除が毎日くり返されているのだ。毎日だ。正月明けからも続く。辺野古漁港にあった看板を思い出した。「勝つ方法はあきらめないこと 知事と共にガンバロウ!」
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沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/01/06 20:08
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