◎これで津波防げる? 浜岡原発

 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の防波堤が12月26日、完成しました。新聞各紙が上空からの写真を掲載しましたが、あまりにペラペラに見えて、東日本大震災以上ともいわれる南海トラフ巨大地震による津波は、これで防げるのでしょうか?

 浜岡原発は、東海地震の想定震源域の真上にあることから、東日本大震災後の11年5月、民主党の菅直人首相(当時)の要請で中電が運転を停止しました。中電は、再稼働をねらって防波堤の建設に着手。4年あまりかけて、高さ22m、幅2m、長さ1600mの壁をつくりました。

朝日新聞 浜岡防波堤
(浜岡原発の防波堤=朝日新聞、12月26日付)

 壁の両側の盛り土は、16年3月に完成するとしています。最初は、高さ18メートルの予定でしたが、南海トラフ巨大地震による津波の高さを21・1mに見直し、壁の高さを4m高くしました。

 福島第一原発は、14m以上の津波に襲われましたが、近くの富岡町は21・2mの津波が押し寄せていました。“万里の長城”といわれた岩手県田老町の防波堤は、高さ10m、長さ2600mありましたが、東日本大震災であっけなく崩壊し、家々はつぶされてしまいました。

浜岡原発 201107
(浜岡原発の展望台から見る原発=2011年7月)

 浜岡原発へは、防波堤の工事中に見学に行ったことがあります。海側へは近寄れず、防波堤の様子はまったくわかりませんでした。上空からの写真で見る限り、防波堤は心細く見えます。豊田市から東に約100kmにある浜岡原発。本当に南海トラフの津波を防げるのか…。
スポンサーサイト
原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/12/28 09:12
コメント

管理者のみに表示