◎日本IBMの「社外秘リストラマニュアル」

 このブログ「トヨタで生きる」では、「日本IBMが労組に白旗」(12月6日)をアップしましたが、12月25日、次のようなコメントがブログに寄せられました。

……
 「話題からずれて恐縮ですが、下記のサイトの記事、ブログ主さまは、どう思われますか?」
http://toyokeizai.net/articles/-/97715
……

 「東洋経済ONLAIN」(12月27日)の「日本IBM『社外秘リストラマニュアル』の全貌」という記事について、どう思われるかという趣旨です。

 同誌は、日本IBM労組から提供を受けた、会社の「社外秘リストラマニュアル」について、詳細に伝えています。マニュアルは、外部のコンサルティング会社が、法律の専門家によってつくったものと推定、こう書いています。

……
 「強制的、強迫的言動を面談で行うことは、裁判で敗訴する可能性を招くとして厳禁。NG発言の具体例としては、「君の席はない」「辞めなければ遠隔地転勤させるぞ」「無駄飯を食わせる余裕はない」といったものが列挙されている。
……

 そして、マニュアルでは労働者を、「理屈型」「愚痴型」「沈黙型・馬耳東風型」「泣き型」「感情型・怒り型」などに分類し、自主的に退職に追い込むよう具体策を示しています。

 IBM労組の代理人の水口洋介弁護士は、同誌で次のように語っています。

 「労働者は、退職の意思がないことを、明確にメールや文書などで伝えることが極めて重要。説明だけ聞くという姿勢で2度くらい出席し、明確に退職の意思のないことを伝え、その後の退職勧奨の呼び出しには、もはや応じない。そして、『自分の業務に支障が出る』と伝える。これが、必ずやらなければならない対応」

ルネサス武蔵事業所 電機・情報ユニオン
(東京都小平市のルネサス武蔵事業所で、ビラを出勤する労働者に配布する電機・情報ユニオンの組合員=同労組のニュースか

 この通りですね。電機産業では、この間、30万人リストラともいわれるようなすさまじい人減らしが行われてきました。パナソニックやソニーなどが人権無視の“追い出し部屋”をつくることまでしました。

 直近では、粉飾決算をした東芝が12月21日、国内外で1万600人のリストラを発表しました。労働者をリストラから守ってきた電機・情報ユニオンは、「退職強要防止10か条」を作成しています。

1.「辞めません」とはっきり言う
2.やっぱり「辞めません」
3.退職強要には、きっぱり抗議を
4.人権じゅうりんには厳重に抗議を
5.出向・配転・転籍も断る
6.会社より自分の生活が大変
7.おだてにのらず、謙虚に拒否を
8.家族は退職に反対です
9.最後は黙秘でがんばりましょう
10.電機・情報ユニオンに相談をしてください

 水口弁護士や電機・情報ユニオンがいうように、「辞めません」と明確に主張し、不当なやり方には抗議したり、必要な場合は黙秘し、労組に相談することが必要だと考えます。


スポンサーサイト
その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/12/27 09:58
コメント

管理者のみに表示