◎「残業代ゼロ法案」に注視を トヨタ労組

 トヨタ労組は16春闘で、安倍政権が来年1月から始まる通常国会で導入をねらっている「残業代ゼロ法案」に注視するよう呼びかけています。16春闘の基本方針である「16ゆめW 取り組みにあたって」(評議会ニュース)で呼びかけているものです。

 「残業代ゼロ法案」とは、労働基準法で定められた1日8時間、週40時間の労働時間制度を崩し、賃金は仕事の成果で決めるというもので、どれだけ働いても“残業代はゼロ”です。

 対象労働者は、金融商品の開発業務や研究開発業務など“高度プロフェッショナル”な仕事にたずさわり、年収1075万円以上で、労働者の平均賃金の3倍以上、希望する労働者などといいます。

25 トヨタ労組 高度プロフェッショナル
(トヨタ労組の「16ゆめW 取り組みにあたって」(評議会ニュース)から)

 この法案に対し、「残業代ゼロより過労死ゼロ」を、とトヨタ労組が加わる連合が反対運動を強めるなど労働界はいっせいに反対の声をあげています。いまでも年間120人ほどの過労死が認定される“過労死大国”の日本で、いっそう過労死を増やす恐れがあるからです。

 トヨタ自動車労組出身の相原康伸・自動車総連会長は、9月3日に千葉市で開かれた自動車総連の大会あいさつで、残業代ゼロ法案について、「労働法制の改悪に断固反対する」と強い口調でのべました。

 トヨタ労組は、残業代ゼロ法案の内容をわかりやすい表で説明しています。このなかで、「長時間労働による過労死や健康疾患の増加に繋がらないための健康確保措置の実効性や、年収要件が省令で定められることによる容易な対象者拡大への懸念に対する動向にも注視が必要」などとしています。

 残業代ゼロ法案は、今年の通常国会に提出されましたが、安倍首相が戦争法(安保法制)を成立させることを優先させたために、継続審議になっていました。廃案めざし頑張りましょう!
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16春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/12/05 08:40
コメント
経験者を不採用にして二度と赴任できないようなシステムをなくしてください。

なにもしてないのに…。

もっと声をあげてください。

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