◎金属労協 要求は昨年の半額

 トヨタ労組が加盟する金属労協(JCM)は、今日12月4日に開く協議委員会で、16春闘の要求を決めます。発表された議案では、賃上げ要求は、「3000円以上」としています。

 これは、15春闘の6000円の半額です。「国内経済の動向、生産性や金属産業の動向、物価動向をはじめとする勤労者生活などを総合的に勘案」したものだといいます。

25 金属労協 16春闘3000円以上


 議案では、金属労協組織内の大手企業50社について、15年度の通期見通しは、「総じて増収増益傾向が続く」としています。一方、全産業・一般労働者の所定内賃金は、14、15春闘で賃上げがあったにもかかわらず、消費税増税分をのぞけば、「実質賃金を維持できていない」といいます。

 議案では、内部留保についてふれていませんが、財務省が1日発表した7~9月期の法人企業統計によると、資本金10億円以上の大企業がため込んだ内部留保は301・6兆円と、初めて300兆円を突破しました。

 2012年7~9月期の263・2兆円から38・4兆円も増えています。大企業は空前の大もうけで、内部留保もたっぷり。労働者は、実質賃金を維持できていないとすれば、大幅賃上げしかありえません。

 自動車総連や電機連合、基幹労連などでつくる金属労協の議長は、トヨタ労組出身の相原康伸・自動車総連会長です。

 金属労協が仮に「3000円以上」と決めても、トヨタは史上最高の2兆8000億円の営業利益が予想されています。内部留保の大きな部分を占める利益剰余金は、16兆円を超えています。

 トヨタ労組は、昨年の6000円要求(獲得額は4000円)を大幅に上回る1万円以上が必要ではないでしょうか。トヨタ労組には、16春闘の牽引車の役割が求められています。

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16春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/12/04 10:28
コメント
No title
賃上げは、そこそこでいいので常昼勤務者の
給与体系の見直しによる大幅アップを検討
してほしい。組合も共産党も一切触れない部分
だけど。
間もなく現場に復帰できるので、給与は戻るし
妻も、がっつり働いているので、収入面の心配
は、今後はないけど、現場を離れている間に
強く感じたことなのでね。

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