◎トヨタ、質・量とも世界首位

 安倍晋三首相は11月26日、首相官邸で開かれた経済界との対話で、賃上げの実現を経済界に求めました。ロイターは、日本経団連の榊原会長が懇談後、賃上げについて、業績が向上した企業に対して「名目3%成長を視野に入れ、昨年を上回る水準の賃上げを期待するといった趣旨の呼びかけをしたい」と説明したことを伝えました。

 さらに、賃上げ内容については、企業によって状況が違うことを踏まえ、「ベアや定昇と一律に考えるのではなく、賞与や手当など総合的に年収ベースで考えていく」とのべたといいます。

 安倍政権や財界が賃上げを再三にわたって呼びかける一方で、日本でもっとも利益をあげているトヨタ自動車がどう動くのでしょうか。日経新聞は11月26日付で、世界の自動車大手の上期決算の状況をまとめています。

40 世界自動車 質量ともトップ
(日経新聞、11月26日付から)

 それによると、自動車メーカー世界10社のうちで、トヨタは「質・量とも首位」と報道しています。トヨタの世界販売台数が首位に加え、純利益も1兆2581億円でトップ、売上高純利益率も8・9%でトップです。

 2位のフォルクスワーゲンの純利益は7579億円で、トヨタの6割程度にすぎません。利益幅が大きい高級車が中心の独BMWの純利益率は7・3%で、トヨタにおよびません。

 15年度通期の純利益予想は、トヨタが2兆2500億円に対し、2位のダイムラーは1兆1456億円で、トヨタの半分です。このように、どの数字を見てもトヨタはダントツです。

 トヨタは15年春闘で、組合が6000円の賃上げを要求したのに対し、4000円を回答しました。榊原会長は、「昨年を上回る水準の賃上げ」を呼びかけましたが、トヨタの利益をもってすればいとも簡単なことがわかります。

 トヨタ労組は16春闘で、6000円を大幅に上回る、1万円を視野にした要求をかかげようではありませんか。リーダーユニオンを認めるトヨタ労組には、それが求められています。

              ◇

 この記事は、11月28日にアップの予定でしたが、都合により前日にアップしました。
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決算・経営計画 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2015/11/27 19:49
コメント
アイシンAWで不祥事あったんですね。

これ就活問題ですよ。

国会で言ってください。
コメント見て知りました。東海地区のニュースや、ヤフーのトップページには出て来ないですね。
田原工場の社員さんの飲酒事故とか、もっと表に出てきてもいいと思います。
こんなことされた側は精神的苦痛ですよね。
きっとお金で示談すると思いますけど。

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