◎民主主義を取り戻す 大阪の知事選・市長選

 大阪の知事選・大阪市長選のダブル選挙が10月22日に投票される。14日(土)、街頭演説会へ行った。「都構想」の是非を争った5月の大阪行きに続いて2回目だ。維新の党は、1年たらずで分裂し、橋下徹大阪市長が率いる「おおさか維新の会」が結成された。

 この問題は、単に大阪の問題ではない。安倍首相が盛んに橋下氏に秋波を送っているからである。憲法9条を変えることでは、安倍、橋下の両氏は一致している。安倍首相は、来年夏の参院選で「おおさか維新の会」をふくめて3分の2を占め、改憲をねらっているからだ。

 知事選には自民党府議だった栗原貴子氏、大阪市長選には自民党市議だった柳本顕氏がそれぞれ立候補している。一方、おおさか維新は、知事選には松井一郎現知事、大阪市長選には衆院議員だった吉村洋文氏を擁立している。

サドル


 午後4時、大阪駅前で街頭演説会が始まった。小雨が降りしきるあいにくの日だった。この日の街頭演説会は、党派や立場を超えてリレートークするというもので、「カジノいらない女性アピール」や「しみんマニフェスト大阪UP」、SADL(民主主義と生活を守る有志)、障害者などが栗原氏と柳本氏への支持を訴えた。

 SADLの橋本真菜さんは、仲間たちがかかげる「ALL OSAKA OPENS UP THE FURURE」の旗の前で、「オール大阪が始まっています。大阪の希望です。考え方や立場の違いを超えて、敵としていがみあうのではなく、相手を尊重する民主主義の大阪をつくりましょう」と訴えた。

 別のサドルの女性は、「大阪府民の力を見せよう!」「みんなが輝く大阪をつくろう!」などと聴衆とともにコールした。

柳本候補


 柳本候補は、住民投票で自民党や日本共産党など政党と市民が奮闘したことを念頭に、「大同団結」して都構想にノーを突きつけたとのべた。その上で、そこから学んだことと今回の選挙戦の意義について、「政党・党派を超えて(橋下・維新から)民主主義を取り戻すたたかいであり、1人ひとりが大阪市の主役となることを取り戻すたたかいです」と強調した。

 そして、「ケンカ、ケンカを売って対立させることではなく、対話を重ねること。優しさこそが強さ。大阪を、まっとうな市政、府政にしようではありませんか」と呼びかけた。

栗原候補


 栗原氏も、「維新の党とおおさか維新の会は、(政党助成金を引き出すために)預金通帳と印鑑を取り合っているではありませんか。対立からは何も生まれません。(橋下氏という)リーダー1人が決めるのは、民主主義を否定するもの。まっとうな大阪を取り戻そうではありませんか」と訴えた。

 栗原氏が語ったように、橋下氏はツイッターで維新の党に対し、「維新の党のバカども国会議員よ。規約の文言だけでやるなら、それでも良いけど、あんたがたのバカっぷりが天下に晒されるよ」などと、何度も“バカ”呼ばわりした。こんな人物が政党の代表なのか?

 日本共産党は、5月の住民投票では同じ大阪駅前で、自民党と宣伝カーを並べて訴えた。今回の選挙では、自民党の2候補を、「橋下・維新政治に終止符を打ち、府政・市政に民主主義を取り戻すために自主的支援」をしている。

スポンサーサイト
その他 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2015/11/15 12:55
コメント
No title
結果:共産党には市民がノーと答えた
そりゃ「二重行政の無駄の排除」に対案を示さずに、
太平洋戦争時の大政翼賛会を想起させるような大義なき野合そのものでしかなかったし、
それは事実だからこの結果はむしろ仕方ない。
民主主義の勝利だ。
結局惨敗すると選挙結果には一言も
触れずに反省もない。
こんなんじゃ、野党共闘しても政権は
取れないよ。

管理者のみに表示