◎安倍政権 3%賃上げの大合唱

 このブログ「トヨタで生きる」で11月5日に、「内部留保を活用し3%の賃上げを」をアップしました。安倍政権の経済財政諮問会議(11月4日)が真剣に内部留保の活用を議論していることを紹介したものですが、その議事録要旨が明らかになりました。

 このなかで、民間委員の日本総合研究所の高橋進理事長は、連合の16春闘要求案では不十分だと指摘しています。

 「日本労働組合総連合会は2016春闘に向けて、いわゆるベアについて、2%程度を要求水準としているが、これはGDP600兆円を実現する上では、不十分だと思う。…マクロ的に見ると、来年度名目成長率並み、つまり3%程度の賃上げが必要だと思う」

 同じ民間委員の伊藤元重東大大学院教授も、「ベア、ボーナス、最低賃金は、GDP600兆円を考えると、5年で2割ぐらい、年平均3%ぐらい増えないと、つじつまがあわない」と発言しています。

 こうした発言を受けて、甘利明経済再生担当相は会議後の記者会見で、賃上げについて年3%程度をめざすべきだとの考えを示したのです。

 民間議員の1人である日本経団連の榊原定征会長らが同会議に共同で提出した資料には、「活用されていない内部留保を、人的投資、将来利益の源泉となる投資、取引先を含めた経営力強化に振り向けて好循環拡大を図るべき」と書かれています。

30 経済財政諮問委 現金積み増し
(日本経団連の榊原定征会長らが経済財政諮問会議に提出した資料)

 その上で、「大企業の支出行動をみると、設備投資、研究開発費や人件費といった前向きのキャッシュアウトを抑制し、リーマンショック後の水準まで利益を現預金等として積み増ししている」とのべています。

 つまり、賃上げや設備投資を抑制し、現預金などとして内部留保を積み増ししていると強調。「活用されていない内部留保」を、賃上げなどに振り向けるべきだと主張しているのです。

 ここから賃上げとして3%は必要であり、連合の2%程度では不十分だという主張がでてくるのです。労働組合の賃上げ要求が低いといわれては、労組の存在価値が問われます。11月5日のブログで試算したように、トヨタで3%の賃上げといえば1万円ほどになります。

 16春闘では、3%以上の賃上げ要求をし、必ず1万円の賃上げを獲得しようではありませんか。
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16春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/11/12 10:08
コメント
No title
麻生さん、良いこと言いますね。

http://www.sankei.com/economy/news/151113/ecn1511130029-n1.html


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