◎2015東京モーターショーへ行った その②

 東京モーターショーのトヨタブースで興味が引かれたのは、コンセプトカーの「KIKAI」だった。「おぉ、これは面白い」――。その名の通り、自動車部品が丸見えの文字通りの“機械”である。

 運転席は前列中央部にあり、3人乗りだ。メーターは、あえてアナログを使っている。一方で、1・5リットルハイブリッドユニットを使うなど最新技術を盛り込んでいる。

 自動車は、進化のなかで鉄の塊からソフトウエアの塊になった。プリウスの不具合でリコールされ、ディーラーで修理を見ていたことがある。運転席の下部のプラグに修正プログラムをインストールするだけであった。

 自動車の下へ、背中を地面に付けてもぐりこむようなことはあまり見かけなくなった。ボンネットを開けてもエンジンはカバーでおおわれている。自動車部品を直接見る機会は劇的に減った。「KIKAI」は、そんな時代に逆らうかのようなボディだ。

20 KIKAI


 ベルトコンベアーで大量生産を始めたフォードのモデルTをほうふつとさせる。デザイン重視のクルマと一線を画すようだ。運転席の両脇には小さな窓がある。タイヤやサスペンションの動きが丸見えである。

 トヨタ生産方式で、一切のムダを排し、ひたすら効率化を追求してきたクルマづくりにあえて異議を唱えるかのようである。ムダを承知でつくり、余裕を持たせる姿勢が「KIKAI」に込められている気がする。うがった見方だろうか?

 こんなクルマだったら、都会では超目立つだろう。わくわくどきどきするものを秘めている。市販したら面白いだろうと思った。
スポンサーサイト
トヨタ車 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2015/11/10 14:57
コメント
>トヨタ生産方式で、一切のムダを排し、ひたすら効率化を追求してきたクルマづくりにあえて異議を唱えるかのようである。ムダを承知でつくり、余裕を持たせる姿勢が「KIKAI」に込められている気がする。

エンジンカバーや外装は外の人間をエンジンの熱による火傷や
巻き込み事故、衝突時の衝撃から守るためのもの。
このブログの書き手はそう言った「人間を傷付けるクルマ」を
理想と思っているような気がする。
TPSが単なるムダの排除、生産性を上げるためだけのものと、思っている時点で,
ちょっと痛い人ですよね。

管理者のみに表示