◎トヨタが「人工知能技術」の研究・開発の新会社

 トヨタ自動車は11月6日、「人工知能技術」の研究・開発を目的にした新会社、「トヨタ リサーチ インスティテュート」を設立すると発表しました。16年1月にアメリカのシリコンバレーにつくるもので、5年間で10億ドル(約1200億円)を投入するといいます。

 社員は200人程度としています。マサチューセッツ工科大学とスタンフォード大学と連携し、自動車の自動運転をはじめとする研究・開発とともに新たな産業もつくることになるといいます。

 新会社のCEO(最高経営責任者)には、マサチューセッツ工科大学の教授などを歴任したロボット研究者のギル・プラット氏が就任します。

 同氏は、アメリカ国防総省の国防高等研究計画局が主催した災害救助用のロボット競技大会でプログラム・マネージャーに就くなどロボット研究者の第一人者といいます。

 ギル・プラット氏の記者会見は、トヨタのホームページに掲載されていますが、これがなかなか興味深いものです。同氏は、新会社の目標は、「安全、アクセシビリティ(ハンディを持つ人の利用しやすさ)、ロボットの3分野」であると語ります。

30 鉄人28号
(漫画「鉄人28号」=ネットから)

 ロボット研究にはまったのは、少年時代にテレビで見た日本のアニメ、「鉄人28号」の吹き替え版だったといいます。「鉄人28号」は、「鉄腕アトム」と並ぶ人気ロボット漫画でした。

 ロボットといえば、SF作家、アイザック・アシモフの主張した、人間に危害を加えてはならないなどという「ロボット3原則」が有名です。ところがアメリカ国防総省などによって、ロボット兵器が開発されているのが現実です。

 新会社がそうした道を決して歩まぬとともに、同氏が豊田章男社長に語ったという「社会に貢献したい」という思いをつらぬいてほしいと思います。
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決算・経営計画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/11/09 15:46
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