◎2015東京モーターショーへ行った その①

 今年も「2015東京モーターショー」へ行った。2年に1回の開催で、これで3回連続の東京行である。今年の目玉は、クルマの自動運転だという。日本国内での販売が減り続け、150万人ほどが詰めかけた90年代中ごろに比べ、前回の13年は90万2800人だった。

 今回は、GMやフォードなどが参加を見送った。縮小する日本市場よりも、世界1の中国市場の方に力を入れるという。世界1のトヨタ自動車の日本としては、寂しい話ではないか。

 行った日は、なぜか会場の東京ビックサイトは、これまでになく入場者が多く、各社のデモンストレーションの時は、幾重にも人垣ができた。カメラやスマホを頭上に掲げるために、写真撮影に苦労した。

モ1
(4代目プリウス)

 もちろん、トヨタのブースへ真っ先に見に行った。一番目立ったのは、壇上の中央にあった12月9日発売の4代目新型プリウスだった。3代目より流線形になり、若者を意識したスポーティなクルマになった。

 先日、価格が明らかになり、3代目より10~20万円ほど高くなるという。もっとも安い価格で242万9000円。カーナビなどはオプションだから実際には300万を超えるという。燃費は、1リットル当たりカタログ値で40kmになる。

 3代目ほどの爆発的な売れ行きになるのか? トヨタの看板車になっただけに、気になるとことだ。メーン工場の堤工場では、あと1カ月に迫った発売の準備で大忙しだ。特別な残業、休日出勤体制をとっている。

モ2
(レクサスの燃料電池車の試作車)

 トヨタのもう1つの目玉は、燃料電池車(FCV)だろう。ミライを昨年12月に世界のメーカーで初めて量産車として市販したが、手作りのために1~2年の納車待ちが続く。レクサスのブランド価値を高めるために、レクサスのFCV試作車が展示された。

 レクサスの最上級セダン、LSの次のモデルになるという観測がある。ミライも4人乗りの豪華なクルマだが、さすがレクサス車。堂々たる姿で圧倒される。こんなクルマを下手な運転で傷つけてしまったなら…なんてことを考えてしまう。

 それにしてもトヨタの技術者たちはすごい。世界の最先端のクルマを次々と生み出していくのだ。テクニカルセンターでの日夜の頑張りに頭が下がる。でも、決して無理はしてほしくはない。

モ3
(トヨタのブース) 

今、労使で事務・技術職の働き方と賃金のあり方をめぐって議論が続いている。会社は、「TPS(Time & Place Strategy)in the Office」(時と場所に捉われず仕事する)といって、「有限の時間で極限の成果を追求(個人の生産性)」すると主張する。

 「1分1秒たりとも決してムダにしない」ともいう。確かに世界の自動車メーカーの熾烈な争いはすさまじい。しかし、時と場所に捉われず、1分1秒たりともムダにしない、といわれると空恐ろしい気がする。

 ハンドルには遊びがある。遊びがないと、はち切れてしまう。遊びは必要だ。チーフエンジニアは花形の仕事といわれる。思い出す。カムリのチーフエンジニアの仕事には、まったく遊びがなくて過労死したことを…。
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トヨタ車 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/11/07 08:44
コメント
TPSってムダを無くして極限まで働かせるのが目的みたいに、いつも書いているけど・・・・
私たちの考えは、ちょっと違って、やり辛いとか、余裕がない作業を改善して、タクトタイム以下にサイクルタイムを、もっていって、余った直にを確認時間に当てて、
不良を流出させないのが一番の目的なんだけどなぁ。
ブログ主が、現役時代にそのような職場に
いたとしたら、それはそれは不幸な現実でしたね。

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