◎連合 16春闘のベア要求「2%程度を基準」へ

 労働組合の全国組織、連合は10月22日、16春闘の基本構想を発表しました。このなかで賃上げ(ベア)要求について、定昇相当分をのぞいて「2%程度を基準」にするとしました。連合が具体的な賃上げ要求をするのは、14春闘以来3年連続です。

 また、すべての働く者の「底上げ・底支え」と「格差是正」を通じて、「デフレからの脱却」と「経済の好循環」をめざすとしています。

 10月の大会で新会長に選ばれた神津里季生氏(基幹労連、新日鉄労連出身)は、「デフレからの脱却と経済の好循環は1年や2年の賃上げで具体的な姿にはならない」とのべ、3年連続の賃上げをめざすことを強調しました。

金属労協 ボード
(金属労協本部=東京=の白板にトヨタの賃上げ額が書き込まれました。定昇分込みの数字です。15春闘で)

 15春闘で連合は、「ベア2%以上」を掲げ、5469組合の平均賃上げ率は2・20%となり、前年の2・07%を上回りました。賃上げ率が2年連続で2%台となったのは、1999年以来16年ぶりです。

 連合は、この方針案を11月27日の中央委員会で正式に決めます。これを受けて自動車総連は、来年1月12日に開く中央員会で要求を決め、トヨタ労組は2月上旬の評議会で要求を決めます。

 トヨタ労組の09~13春闘の5年間は、賃上げはありませんでした。14春闘では2700円、15春闘では4000円を獲得しています。トヨタの16年3月期決算見通しは、過去最高の2兆8000億円です。もちろん日本1です。

 トヨタ労組は、「15ゆめW 取り組みにあたって」で、「以前は鉄鋼がリーダーユニオンとなって交渉をリードし、他社はそれに追随することで賃金水準が向上。トヨタがリーダーユニオンと見なされている現在においては、トヨタが交渉をリードすることが期待されている」とリーダーユニオンを自認しています。

 16春闘では、トヨタ労組がリーダーユニオンとして、大幅な賃上げを獲得する先頭を走ることが期待されています。
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16春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/10/23 07:50
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