◎翁長沖縄県知事が埋め立て承認取り消し

 沖縄県の翁長雄志知事は10月13日、安倍政権が普天間基地に代わって、名護市辺野古で米軍のために新基地を建設しようとしている問題で、県庁で記者会見し、前知事による公有水面埋め立て承認には瑕疵があったとして、これを取り消したと発表しました。

 沖縄防衛局に通知した後、翁長知事はかりゆしのウエアで記者会見しました。会見は、地元紙の琉球新報がネットで生中継し、号外を出すなど力の入れようでした。

 8月から9月にかけての1カ月間、政府と沖縄県との集中協議が行われましたが、辺野古への新基地建設を断念するよう求めた翁長知事の思いは安倍政権にまったく伝わりませんでした。

翁長記者会見
(記者会見する翁長沖縄県知事、10月13日=琉球新報のネット中継から)

 安倍政権は、協議が終わると直ちに埋め立てに向けたボーリング調査を開始しました。会見で翁長知事は、沖縄の基地問題の原点にふれ、「県民が収容所に入れられ、その間に土地を強制収容されたものであり、県民がみずから差しだした基地は1つもない。土地を奪っておきながら、代わりのものを差し出せとは理不尽なことだ」と厳しく批判しました。

 また記者からの質問で、安倍政権が、辺野古に基地をつくらせないという主張は、普天間基地の固定化につながるもので責任は翁長知事にあるとの批判について次のように反論しました。

 まず、新基地が200年の耐用年数があることにふれ、「(政府は)中国の脅威をいうが、200年間脅威を取り除けないという議論でやっているのか」と政府の対応に強い疑問を呈しました。

30 辺野古地図

(辺野古の青い海を埋め立て新基地を建設する計画図。赤い部分が新基地。V字型の滑走路をつくろうとしています)

 そして、「政府は、自分の意思で政治を動かしているのか。日米安保、地位協定をふくめ日本政府が自主的に判断をしているのか」と厳しく問いかけ、アジアと世界のリーダーになろうとしている政府が、自国の県民さえ納得させることができないのは大変残念だとものべました。

 その上で、「沖縄の役割は、日本とアジアのかけ橋になり、東アジアの中心にある特性を生かして、数十年後には平和の緩衝地帯にとも考えながら、沖縄の未来を語り合いたいのに、(政府が)沖縄をただの領土、基地の要塞としか見ないのは政治の堕落だ」と厳しく批判しました。

 沖縄を「平和の緩衝地帯」にしたいという翁長知事。日本の大学で教鞭をとり、真の「積極的平和」を主張しているノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士は、今年8月に辺野古を訪れました。北東アジア共同体の創設を提唱し、本部を沖縄に置くことを語っています。

 日本共産党も、「北東アジア平和協力構想」を提唱しています。中国や北朝鮮などに対し、ひたすら軍事だけで構え、沖縄を「基地の要塞」としかみない安倍政権には、平和の外交努力はみじんもありません。

 穏やかな表情のなかにも、安倍政権が日本の領土の0・6%しかない沖縄に米軍基地の74%も負担させ、さらに200年も使える新基地を、沖縄県民の意思をふみにじって建設しようとしている安倍政権に、民主主義とは何かを根本的に問いかけた記者会見でした。
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戦争と平和 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2015/10/13 13:38
コメント
06%しかない所にどれだけの金がながれてんの?
日本全体からみたら、それこそ一部の人間が問題視してる沖縄問題で民主主義がなんだって?
街中の普天間から端にいけばとりあえず前進じゃないの?


…トヨタ関係ないからブログ名、変えて~
米軍基地を愛知県に誘致する運動
をやったら。大量の税金が入ってくるし、基地問題も解決!
No title
沖縄の米軍基地を台湾に移転出来れば台湾は安全保障を確保
沖縄は基地問題が解決して万々歳だよ

問題は中国を説得できるかだけ
No title
説得できるわけないだろ!!笑笑
やっぱり左翼はお馬鹿♪

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