◎翁長知事の国連での2分間発言

 沖縄県の翁長雄志知事は9月22日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会総会で演説しました。安倍政権について、「民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています」と厳しく批判しました。

 日本の知事が国連人権理事会で演説するのは初めて。NGOから譲られたわずか2分間の演説でしたが、国連の場で安倍政権の新基地建設に県民が同意していないことを英語でとつとつと訴えました。

 翁長知事は、米軍基地があることで「事件・事故や環境問題が県民生活に大きな影響を与え続けています。このように沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされています」とのべ、「あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です」と語りました。

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 驚いたことに、翁長演説の後、在ジュネーブ日本政府代表部の嘉治美佐子大使が、「沖縄の負担軽減に最大限努力している」などと、安倍政権の主張をそのままのべて反論しました。さらに、会議後には記者団に人権委員会での発言はなじまないとまで付け加えました。

 辺野古への新基地建設問題について、国際問題になることを安倍政権がいかに恐れているかを示しました。地元紙の琉球新報は23日付の社説で次のように主張しました。

辺野古の海
(辺野古の海。向こう側は米軍基地・キャンプシュワブ)

 「戦後70年の節目に、日米安保体制下で基地押し付けの構造的差別にあえいできた沖縄の知事が、国際世論にその不正義性と理不尽さを訴えた意義は非常に大きい」「政府は知事の演説を今こそ正面から受け止めるべきだ。現行移設計画に固執するようなら国際世論からも厳しい批判が向けられよう」
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戦争と平和 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2015/09/23 09:31
コメント
美しい海だったら那覇第2空港もダメだよね。
No title
確かに第2空港の埋め立てについては何も言わないね。辺野古については区民の皆さんが条件付きで賛成しているに翁長知事は・・地元区民の声に何も言わない・・まさか反対派のプロ市民と呼ばれる人の声を聞いているのではないか。だったら国連で演説せずに地元の辺野古で演説したらどうですか・
No title
空港を作るのと、軍事基地を作るのとは違うでしょう。

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