◎豊田市の「平和を願う戦争展」に1100人が参加

 戦後70年目の節目の年の今年、28回目を迎える「平和を願う戦争展」(20団体と個人などでつくる実行委員会主催、中日新聞社後援)が、8月22日(土)~23日(日)、豊田産業文化センターで開かれた。

戦争展6 2015


 1997年から始まったもので、2日間で1100人の市民が参加。新聞で報道されるために、それで知った市民が参加するも多い。トヨタ系の労働者の参加も目立った。展示物への質問など熱心に学ぼうとする姿が見られた。

戦争展4 2015


 今年は新たに、「豊田とトヨタの戦争」の展示が加えられた。終戦前日の1945年8月14日、米軍によって3発の核模擬爆弾が現在のトヨタ本社工場などに落とされた。

戦争展2 2015


 後日、トヨタに原爆を落とすためのデータ収集などだったということが、戦後、アメリカの資料で明らかになった。戦争が8月15日に終わらなかったら、現在のトヨタも豊田市もなかった。多くの参加者は、その事実を知って驚いていた。

 戦争展に数年前から協力しているのが元トヨタ社員の仲條さん(78)だ。中国東北部(旧満州)からの引揚者で、戦争だけは2度としてはならないとう強い思いを持っている。

戦争展1 2015


 仲條さんは、前回の戦争展から自分で作った折鶴にメッセージを添えて、参加者全員に配布している。手書きのメッセージには、いろいろな言葉をそえている。

 段ボール箱で2箱にもなるという。平和への熱い思いに心を打たれた。トヨタの後輩として、誇らしい気持ちになった。

戦争展5 2015


 今回、豊田市の元助役の柴田清さん(92)が参加していた。実行委員会の代表の冨田好弘さん(71)から紹介され、あいさつした。戦争体験や会場の建設当時のことなどにふれ、「戦争だけは2度としてはならない」と強調した。

戦争展3 2015
(あいさつする豊田市の元助役の柴田清さん)
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戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/08/24 17:07
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